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「THE END OF FATALITY第六話「私」」の創作に利用した作品

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 ネブラに何とか着艦した私は、まともに身動きがとれないまま、着艦の際に空中で私のスーツを掴まえたアームによってエレベーターに固定され、ネブラの奥深くへと取り込まれていった。
 少し戸惑っていると、ランスからの無線が入った。
 
 「レーダーやソナーで確認した限りじゃ、生体反応も熱源反応もない……。」...

THE END OF FATALITY第六話「私」

FOX2

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【ネブラ】
正式名称X/SDU-591"Nebula"
空軍が保有する空中空母「ストラトスフィア」を、宇宙空間の軍事衛星や、大気圏内から飛来するミサイルから護衛するために開発された大型の軍用機。空中巡航護衛機というカテゴライズがされている。
「連続的な飽和的攻撃を早期に探知すると共にすべて迎撃する」というコンセプトを実現するために、数百発の長距離空対空ミサイルと八基のレーザー迎撃システム等の重武装で全身を固めており、更には護衛任務の前衛となるF-35やF-2等の戦闘機、飛行型アンドロイドの離発着能力を備えた結果、全長210メートル、全幅582メートルという、航空機ながら正規空母を上回る破格の大型機となっている(ストラトスフィアよりは遥かに小型)。
外見は、B-2爆撃機のような全翼機を思わせる翼を重ね合わせたようであり、下層は主翼であると同時に戦闘機や兵装の格納エリア、上層が指揮系統と居住区が収まるエリア、そしてその中間は戦闘機の離発着を行うためのカタパルトであり、普段はハッチで閉ざされているが吹き抜けの構造になっている。
高度な自動化がなされているため、戦闘機の運用関係を除けば通常の護衛任務に必要な人員は50名以下とされている。また、その巨体ゆえの驚異的なペイロードを活かした輸送任務も想定されているが、その場合更に少ない30名ほどで十分と言われる。
当然ながらストラトスフィアと同じく、宇宙航行や大気圏突入を単独で行うための性能を持つ。
まだ試作段階の機体であり、技術実証機、兵装システム実験機、運用試験機、総合評価機の四機の試作機が建造されているが、これらはすべての試験が終了すると同時に改修を受け、本来の性能、仕様に統一される予定である。