Ideal World
【歌詞】
僕が生まれた意味はなんだろう
そんなものあるわけはないだろ
そりゃそうさだって虫ケラにも
生まれた意味があるわけないだろう
人間も同じ動物だからさ
たいそうな意味はないんだけれど
それじゃあ満足できないくらいに
僕らはいのちに夢を見ている
夢を見たい
信じていたい
期待したい
だけど砕かれた
投げ出すほどの気概もなく
ただ過ぎゆく日々を
報われる勝算
理不尽の連鎖
燻る怨嗟に
呑み込まれて
それでも止まない頬の雫が
胸を駆り立てる
だから生まれた意味をつくりたい
生まれた喜びを感じてたい
僕の弱さを赦されたいよ
ああ 誰かに愛されていたい
明日まだ息をするために
今は朝陽が見えなくても
生きてたって証を残したいよ
やりたい事よりも出来る事から
逆算していく人生
いっそ心なんてなくなって
機械のようになれたなら
少しは楽に
生きられるのかな
震えた心を溶かした
あの輝きが今はなぜか
僕の心臓を捕らえたままずっと苦しめる
ただ光を受けて
影は僕の
身の丈を塗り潰して
希望さえもかすめていく
(嗚呼)
だから生まれた意味を作りたい
生まれた喜びを感じてたい
優しい嘘で絆されたいよ
ああ誰かの唯一になりたい
僕が誰かを求めるように
僕も誰かに求められたら
生きてたっていいかなって
思えるかな
全てがうまくいくことだとか
誰かを愛し、愛されるとか
遠く霞んだ理想の世界よ
報われない努力を重ねて
辛い理不尽に潰されそうな
不条理に塗れた未来でも
