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親作品(0)

「リロード、ナウジア、快晴。」の創作に利用した作品

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リロード、ナウジア、快晴。

SOOOO

SOOOO

教室の隅のあの子が消えた
写真の顔に焼け穴が増えていた
当たり前の単純な日々に巣食う絶望から
救われる術なんて最早願わなくてもいいように

生々しいリアルを
映し出す瞳に
残されていた
田園帝国
薄暗い訳でもない
靄の下 笑顔で
鈍器を高らかに
振りかざされる
流れ出る血を
埃の被った
紙ナプキンで
そっと拭き取り
大量消費された
普遍な一日と
公共トイレの
ゴミ箱に棄てる

帰り道に咲く花が踏み潰されていた
それでも尚生きようとしているのは
まだ輝ける希望を捨てられずにいるのか
天に定められた四散を全うする為なのか
思ったよりもヒトは丈夫に出来ているらしい
肉体を潰しても泣き叫ぶ力があった
心を潰しても二足歩行が出来た
期待に笑顔で応える僕は
正しく生きているみたいだ

痛みで慣らした理性が
痛みで慣らした本能が
生さえも拒んでいる筈なのに
僕は
まだ
死なない
何故?

射精のプールに
蹴落とされる
皆が笑ってる
見世物祭
田園の槍に
蹴落とされる
身体が沈んでる
閉鎖的重力
燦々と広がる
日光の住処
温度を求めて
身体を投げる
灰色の視界が
ねじ曲がる
夢から醒めた
死なない

やっぱり
消えてくれない

美しい世界の果てで
現実に追い詰められても
僕に咲く愚かな影は
全てから逃げ出せずにいた

甦るのはいつだって何もない青
仰ぐように
腐っていくように

断絶されたマインドを今日も
精液の子供たちの繭で繋ぎ止める
毎夕水面を走る電車が
映る太陽と共にそれをまた轢き裂いてゆく