初音ミクオリジナル曲 トーチライトガール 暫定ミックス版
苦しむ人を歌で救うため、たいまつを手にした少女が一人
夜風の中を駆け抜けてゆく様子の妄想を歌にしました。
でかい音でクリッピングが多いため、シーケンスソフトではボリュームを絞っています。
歌詞
西の山に夕陽は沈み
空は漆黒が埋め尽くす
家路を急ぐ人々の群れ
街路樹を照らす月明かり
虫の声が野原を渡る
風に重なり耳に届く
立ち止まりたくなるのをこらえ
かわりに足を早めた
この風の吹く先にいるはずの
助けを待つ人のところへと
行かなくちゃ
この耳に届かない
泣き声もわかる
気がするから
私は走る
たいまつ掲げ
追い詰められた人のところへ
私は急ぐ
星空の下
心の奥まで暖める火を
すべてを忘れ眠れるように届けるよ
待っていて
深い傷を負わされた人
笑顔も忘れてしまった人
もうだいじょうぶ
ひとりじゃないよ
歌で魔法をかけてあげる
どうか聴かせて
あなたのことを
涙が乾いてからだけど
この手に燃える
柔らかい火を
あなたに捧げるからね
道を行く人がふと振り返る
私はにこりと微笑むだけ
躓いて転びそうな時でも
この火は落とすわけにいかない
私は走る
息を切らせて
夜風がこの背筋冷やしても
私は向かう
見知らぬ街へ
道なき道にわけいってでも
苦しんできた人を導く
灯火を届けたい
私は進む
暗闇の中
脇目も振らずに
ひとりきりで
私は駈ける
風を背に受け
胸の高鳴りも激しいまま
目映く光る炎とともに
すべてを癒すために
