【並ぶものなき】支配者らは集まりて【パリ】
中世フランス、パリ・ノートルダム楽派の音楽をお届けします。
ペロティヌス(1165~1220)の4声のオルガヌム「支配者らは集まりて」です。
か な り 変 な 曲 です。
なんだかえ~え~言ってますが、Se-de-runtという3音節の単語を延々約3分間にわたって歌う曲です、仕様です。
グレゴリオ聖歌の旋律を引き伸ばしたパート(定旋律を歌うテノール声部)の上を、他の3声が踊りだしたくなるようなリズムで歌います。
歌詞
Sederunt(ここまで約3分)principes et adversum me loquebantur,
Et iniqui persecuti sunt me.
支配者らは集まりて
我に敵対して発言し、
敵どもは我を迫害したり。
これが第1部で、神様助けて~、という第2部が続きます。