星飼いact2
音はもう少しあげるとして多分完成。
星飼いact2
魚を飼おうか
名前の出てこないあの水槽で
生態系の
そのはじめか終わりに魚を入れよう
多分よく似合うよ
そうじゃないかもしれないな
でもまあその時でいいかな
目を閉じて水に潜って
泡が皮膚に触れる感触を
ああこれが外から見えたなら
きっと今泣けるのに
星は飼えるか
例えば小さすぎて見えなくても
この部屋くらいなら照らせるだろう
必要とされていると感じる方が
幸せなんじゃないか
そうじゃないだろう ほんとかな
でもなら その方がいいなあ
思い出したように光る
星の明かりを羨んでは
こぼれる前に早く戻ろう
寄る辺なし 夜でなし
でも
目を閉じて水に潜って(大きな水槽に水を張り)
泡が皮膚に触れる感触を(星が飼えるまじないをかけ)
私に触れても目覚めないで(満月の晩目を閉じたら)
また眠りへと誘う音を(ほら見えるだろう)
ああこれが見えたなら(この続きはまた今度ね)
きっと今泣けるのに(浮かぶ月と一緒におやすみ)