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親作品(0)

「まっくら樹海のうた」の創作に利用した作品

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月も眠る夜の樹海を 私は歩くの ダイスキダイスキ
ぐにゃぐにゃの木々 コケの絨毯 頭のように大きなキノコ
ほらほら落ちてる手袋やカラフルビニールテープ達
「ようこそ来たね」と踊りだす
さぁ 一人で みんなで 一人で みんなで 踊ろうよ
この無人の ワイワイにぎやかな 楽しい真っ暗闇の中
誰もいな...

まっくら樹海のうた

nefty

nefty

タイトルは谷山浩子さんの(表の顔の)代表曲の
オマージュなのですが、中身は完全に暗黒面って感じです。
ちょっと露骨過ぎるかな…と言う気はしますが
谷山浩子さんはこの位、怖い歌も歌います。
「COTTON COLOR」とか。
しかし谷山さんの歌の怖さの真髄は
状況描写は物凄くヤバイのに感情描写や曲調は
暢気で穏やかだったり陽気で楽しそうだったりな
ギャップにある気がします。


青木ヶ原樹海を何度か訪れたことがあるのですが
その時の感想をそのまんま、この歌詞に反映してみました。
コケで覆われた緑の地面、ぐにゃぐにゃ折れ曲がった木々
まるで人間界から隔絶されたような
非常に幻想的でちょっと不気味な自然の風景なのですが、
そこに様々な人工物のゴミが散乱していたり、
木にテープが引っかかってたり、スプレーの落書きがあったり
人間の痕跡が沢山あると、それが絶妙な不協和音となって
物凄い怖いです。あんなとこに夜行くなんて
正気の沙汰とは思えない…。
自然と人間のギャップが生かされてますねw
ギャップは様々な方向の感動をもたらすという話です。

しかしまぁ実際、最も気が滅入ったのは、
樹海の至る所に立てられた、自殺を思いとどまる様に
呼びかけてる看板なのですが。