セント・エルモの灯火
セント・エルモの精霊が、暗闇を進むあなたに灯火を照らし、ささやかに勇気付けてくれる……そんな歌です。
毎度ながら伴奏作りで目一杯苦しんでるのですが、この曲は変則的に、1コーラスはキーボードのみ、2コーラスから弦オケを加えました。幻想的なしんみりした歌ですから、ギターやドラムは使わなくて正解……と思いたいです。
「ふんわり」→「ろっと ろっと」→この「セント・エルモ」と作ってきて、なんだか僕のミク歌の作風は、谷山浩子っぽくなってきたな……としみじみ感じてます(微笑)。
初音ミク・オリジナルアルバム『ろっと ろっと』の5曲目。アルバム内の曲順では、最後の12曲目になります。
(02/04 伴奏の抑揚を一部見直し、録音し直しました)
歌詞 ↓
『セント・エルモの灯火』
あなたの手から震えが伝わる
霧の中 独りぼっちの不安
絞り出すような小さな声で
どうにか自分を勇気づけてる
私があなたにできる事は
あなたの道を照らすくらい
それでもあなたが必要というなら
ずっと輝き続けていたい
一歩一歩警戒しながら
危なげに進むあなたを
じっと見守り続ける事で
私が役に立てるなら
あなたの目から寂しさ伝わる
霧の中 抑えようのない焦り
ぎこちなく深く呼吸をしながら
自分の存在を確かめてる
私があなたにできる事は
あなたの心を温めるくらい
それでもあなたが必要というなら
ずっと燃え続けていたい
周りのざわめきに戸惑いながら
自信を失くしそうなあなたを
じっと見守り続ける事で
私の灯火が役に立てるなら