TUCCAの投稿作品一覧
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橄欖石を通してみた世界は、
何もかもが死んでしまった、
とてもしずかでうつくしい、
薄緑色のかなしみの世界だ。
切り取った窓の向こうには、
飛んでいるものさえ無いが、
未来も過去もないここにも、
確かな僕の意識だけはいま、
存在するのだと知ったのだ。
虚空 灯火...kanr
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青を呑み込んで肥えた夜はどこか霞んで見えた。
スクリーンのドットは嗤う。一斉に。
独り今日という日に沈み込んでいくのが許されないのならば、
この世の創作はやがて形を失い崩れるに違いない。
文学は不道徳か。
後悔は許されないか。
思想は滅されるか。
数多の声がなぞった筋書きは
一つの不文律的な思考を糧...夜に虹色は(二不文律背反的詩篇において繰り返される二つの主題)
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私は木陰に椅子を置いて
弟の試合が始まるまで
宗教の教科書を開いた
まるで蒸し暑い
夏草の臭う日であった
空色と言うに相応しい風景
光る空のそこは
日光を呑んで
照り返るような透明な緑だ
奥の木立のビロウドが綺麗だ...グラウンド横にて
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自作歌詞の表記について
※私の備忘録です
A・・・一番最初に来るメロディ
B・・・二番目に来るメロディ
C・・・三番目に来るメロディ
形式によってはサビのようになる
D・・・四番目に来るメロディ
普通は使わない
S・・・サビ
SS・・・曲の一番最後のサビ...自作歌詞の表記固定化のためのメモ