タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(62)
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通告します アナタの為に僕は毒を飲みました
身体の中で嫌なものが駆け巡っているのが
わかります
報告します あなたの為に愛と殺意を込めまして
心の底でふつふつと煮えたぎっているのが
わかります
勧告します アナタの為に神と仕事を変えまして
頭から爪の先までアナタ好みで
揃えます
忠告します アナタの...感染
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儚く
枯れて
傷口、膿んでいく痛み、
それが生の証
歩いていく道はとても終わりそうにない
この情景を切り取れるならば、
人はその絵にどんな名前を付けるだろう
永遠の幸福など望めない
青い光に抱かれて
どこまでも堕ちていく...壑潭
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さび付いた車輪をぐるぐると早回し
チェーンをいじったから僕は手も顔も油塗れ
不器用な証拠ですね
乗っかって走り出して暮れゆく街並みに
郷愁がほろり胸を あいつ、あの子、父母を思い出した
不器用な生き方ですね
想い出は夢を代価にして 子供の頃遊び通した田んぼに
埋めてきたはずなのに
懐かしいパノラマを...退行
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背を伸ばして生きていこう
前よりもう少しだけ
きっと明日も晴れないけど
前を向けば
僕を待つ景色がそこにはある
上手くいかないね
思わず泣きそうで
また投げやりになりそう
こんなにも簡単に
目の前が真っ暗になってしまう...背を伸ばして生きていこう
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キスミィトゥナイト
愛し合える二人だからこそ
傍にいる資格を持ってるって
そういう自慢です
満足げな掌は
遊園地の風になる
優しい観覧車から見下ろしている
不安げに回るメリーゴーランド
二人の季節を象る
涙を流せばきっと幾分楽になる...遊園地
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どんどん沈んでいくよ
神経が一本一本途絶えていくみたいだ
とってもだるいな
もっと早く堕ちていけ
ふわふわ浮かんでいくよ
感覚がぼんやりくらくら崩れていくみたいだ
なんだかだるいな
もっと早く逝けばいい
暗い空の下
対向車線に僕が居る...睡眠
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白露零れる葉
千代の調べは
炙られる閑寂と解す
唯謳うは
砂上に浮かぶ縦笛吹き
今昔眩く夢
帰依を押しつけ
戻される冥々は醜
烈火、たちどころ広がる
震える声も姿も灰燼...エンギ
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俺の横には動くモナリザ
汚し合う前から醸してるDirty smellで
むせ返るはSadistic
そんなに期待されても困るぜ
贖罪意識の拒否ならやめてくれ 冷めるから
明日も忘れ昨日も忘れ記憶は飛ばせよ 俺を見ろ
一ミリのそんな反応さえも逃さない
愛撫なんてレベルじゃない
白目を剥いても許さない
...Nightmare「S」
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2つ並べたカップに
愛想笑いを加えて
日曜日の時計は動き出す。
いつもデートは柑橘系
気分屋に振り回されるくらいがちょうどいい。
振り返って笑顔、ほのかなフレグランス、
日曜日は今日も平和に過ぎていく
2つ並べたカップに
愛想笑いを加えて
日曜日の時計は動き出す。...カフェオレ
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空高く舞い上がるは紋白蝶
眠気覚ましにも為らない愚行に只笑えた
遙か下の地上で只俺は満員のプレス機で死んでいた
今よりも明日は素晴らしいとかなんとか誰かが言ってた
真っ黒になるまで汚ねえ所に押し込んだ羽翼は
もう穴だらけで飛べねえだろうと
夢も希望もがきの戯言だって笑って
あの彼方、地平線に捨てた
...羽翼
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冷たい雨が降る街で
寂しげに蹲る君に出会った
差しだす僕の手を握りながら
君は泣きながら笑った
今はもう過ぎ去った心
もう君はただ僕の愛を満たすだけで
与える愛など煩わしいだけで
白い首に付けた真っ赤な首輪はやけにうるさく映って
醜いだけの僕の愛し方を嫌なくらい見せつける
冷たい風が吹く街を...愛玩
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ふわりふわり虚空を舞う蝶
それを眺めている異常な自分に気付いた
真っ白な幻想の中で君と踊っていたワルツ
それは消えた君を認めたくないから
無くしたものが欲しいんじゃない
壊れてしまうのが怖いんじゃない
忘れらてしまうのが恐いのでもないただ、立ち上がることができないだけ
第一病棟で君を待つ…
何色にも...白い部屋から~モルフォ蝶の夢~
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夕映えが美しくなる季節に僕ら出逢ったんだね
今でも覚えているよ
優しすぎる君の事だから誰かにまた気を遣ってばかり、と思う
春の散る頃に君は笑った。
夏の散る頃も君は笑った
秋が咲いた時初めて手を繋いだね。
胸の高鳴りもまだ忘れていないよ
だけど冬が散る頃に君は微笑ったよね
どこか悲しげに どこか寂し...秋、葉の散る頃
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ある朝ぼくは僕になりました
君に伝うあの坂を上ります
思い出がふらふらと頭に入るので僕は目眩の渦中
近づけない明日から全速力の昨日から
目を背けたくて
透明の僕の手帳が泣いてます
君との出会いを忘れたくないと泣いてます
笑ってます それは無理な話だと 右手を壊したい
狂いそうな頭の中は壊れそうな心の...偲んだ日
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白い命が音もなく降り注ぐ夜
また白い息と黒い絵鏡に君重ね
静か過ぎる愛の園 横たわる少女に口づけを 今
街はもう 彩り狂う幻想 逆さの静寂が痛い
無闇に安泰をゆだねても何も答えは返らなくて
酷く悲しすぎる雪景色に
確か美しいはずだった君の笑顔が浮かび
雪よりも酷く冷え切った空気と残り火に
そっと 息...雪景色と眠れる森の少女
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夕焼けが死ぬ程綺麗な日は
学校の屋上に行って飛び降りたくなるだろ
それとおんなじさ
狂いそうなのってほざくガキほどなにもわかっちゃいねぇ
トイレに間に合わなかったのを言い訳にする小1と何一つ違わない
ろりぽっぷきゃんでぃ
八つ裂きにしたくなるだろ だから俺は人を殺した
闇の中もがいてみても結局何も変...未完全排他。灰色刹那主義。
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感情商売ばかばかしく
感慨倫理は甲斐甲斐しく
暴走ボンベは妄想チック
創造購買易々しく
売り手と買い手と回転構造
散々オーライ 暴動起こせよ 成敗上等
くるみ割り人形は踊る
くるみ割り人形は踊る
症状現状不徳損壊
政策崩壊議事論界美辞退廃...痴
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僕の可愛いポチ太郎
しっぽふりふり ご機嫌だね
首輪が少し可哀想だけど許しておくれ
大好きな君にはずっと僕の傍にいてほしいんだ
今日も部長に叱られちゃった
ほんとにほんとに死にたいな
だけども安心しておくれ
茶色いドアの向こう側
笑った君がいるだけで
僕は明日もがんばれるんだ!...僕の可愛いポチ太郎
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ねじ切れる空気に嗾ける
裁きという名の傲慢は
雑作もなくこの鼓動まで早くさせる
昇る旋律 歪む形相 そう全て螺旋に喰われ
黎明は輪廻の中に悠然とたゆたゆしく
ふわり、ふわり、眠りを落とし
その都度後戻りのない闇が進化する
ほら笑ってみて 負の胎動を聞いたときに
同じ衝動を起こせるとしたらきっとお前は...螺旋
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ハルシオンが効かなくなる午前五時
浮遊感も消えました
なんだかとっても不安です
拾い上げたのは眠る君の掌で
それはとても暖かくて
穏やかな夢をまた見れる気がしたんだ
ハルジオンが部屋に咲く午前弐時
空も地上も分からない
真っ赤な塗り絵が綺麗です
キャンパスには笑う君の寝惚け顔...ハルシオン
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1Aメロ
簡単に壊れてく心は
なんだかね おもしろい
簡単にいじくれるあなたを
誑かし 虚ろ気な・・・・・・
1A’メロ
曖昧に迷い出す指針は
ああゆえば こうゆうし
曖昧に近づいたあなたが
恐かった 恐かった...透明です。
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今宵は十三夜、全てが満たされぬ夜
私の胸中と重なるなどとは言わないが
飢えや渇きに嘘はつけぬ
漆黒のビロードは揺れる
闇の中黒髪の獲物が魅惑的な香りを振りまく
そう、無防備に
天罰の刻がやって来た、悔い改めよ
明ける事を忘れたように闇は広がる
何もかもを曝されてただ苦しみ叫ぶがいい
永遠に救いなどは...長い夜
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新規作成できないこの気持ち
リベラルにしてこの嫉妬
更新できないインナーレトロ
新宿西口×× ビルの裏口
憎しみこらえてタブレット 噛み砕く
貴女広げたおみ足に 唾を呑む
舌なめずり ジャングルにダイブ
ト、ト、ト、トリミングさせて下さい
ミザルキカザルサワラザルミザルキカザルバカナサル
時代遅れ...パブリックニューレトロ
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そうそれは回想に築く聯
暑き、ただ暑き、蝉叫ぶ日でありました
陽炎道揺らめき喘ぐばかりの隣
紫陽花散り愛が咲き蓮華が咲いて何が散ったのだろう?
束の間の何でもない日々
それだけで歩みを進められました
青透き通り白に変わる快晴の日
暑き季節に不意に感じた
肌伝う悪寒にも似る何か
その行方すら掴めず儘過...夏の鳥
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全裸で
アイス
心は
樹海さ
ひとまず笑え
福きたると
言うじゃないホラ
躍れ爽快
ころがりチラリ
ジャンプしたら...あやしいかい?と……?①
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分裂症状にまた頭を焼く夕月夜
歳月の移り変わりさえ負罪
関連性のない款談はもういりません
媒体が回る音さえ致傷
Because
幾とせ積み重ねた蛮行は理気説
採算 飲み込めないのは齢故か
僕はどうすればいい
殺したものは何だ
頭を叩く見えない鈍器を掴め...cause
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彼方の地平線に浮かぶあの島は綺麗で
どんな色した希望が、どんな色した笑顔が、
どんな色した平和が息づいているのかな
僕は白い砂浜で一人眺めるよ 何も持たずに眺めるよ
浮かぶ島の上は幸せ尽くしで、数え切れない
瞼閉じても開いても失うことのない 幸福
永遠と思ったよ
透明な海岸線に浮かぶ思い出は色褪せな...Sea side blue
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