タグ「和風」のついた投稿作品一覧(11)
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【A】
行きては帰れぬ兎の穴
奈落に落ちていく女童
賢きおつむと慢心せねば
干さぬ毒杯もあろうもの
【A‘】
やんやと騒ぐは色情魔ぞ
気狂い身包みは剥がそうか
玉の緒手繰るも途切れて消ゆ
生きては帰れぬ不思議の国...地獄のアリス
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【A】
黄泉つ坂を駆け下りて
さてもさて乙女は
囚われの赤き君
救わん放たん
説教垂れ阻むは
濡れそぼつ獣よ
永遠(とわ)を描く輪の中
暗涙流る
【B】...黄泉つ国アリス
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【A】
聞きませ昔語り
猫の子飼うは
寝子の女(め)よ
月夜の闊歩散歩
買われた花は
宵に咲く
【B】
百瀬を過ごし
花の下...猫又
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M=MEIKO、L=ルカ
【A】-M&L
音もなく忍び寄る
天より垂れる―M
「大地を抱き」-L
糸を手繰り―M
「草葉の陰」-L
誘惑を囁きましょう
童と言えど欲はある
【B】...月の涙~女郎眺む姿~
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M=MEIKO、L=ルカ
【A】-M
揺らぎ消える儚き者よ
そんな弱さ
望んでないの
光り高く昇るために
さぁ手を取りなさい
成功のために
【A】-L
散って落ちるか弱き者よ...月の涙~枯盛翳ろう~
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【A】
黒猫避ける道は 細道
首を絞める 有象無象
手招きしては お入んなさい
森の木霊が 笑い続けて
鳥は狂って 踊り出す
喉が枯れても かさかさ嗤う
【B】
あの子に似ている雛(ひいな)は
用が済んだら 燃やされる...『とおりゃんせ』
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【S】
誰が言ったか「鬼の子よ」
「父よ父よ」と泣くみのむしの
哀歌を聞けよ 長月の頃
【A】
始まりは恋唄
出会い見合い 身を添わす
女男(めおと)の契りに 偽りやなし
信頼の懺悔は
謂れ哀れ 蓑残す...『みのむし』
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なんか和物
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幸せを決めるのは誰でもないわ
貴方と歩むこと決めた私だから
見送るその背はもう帰って来ない
けれど潔(いさぎよ)く果てた貴方誇る
散華(さんげ)の宿命(さだめ)なら
高潔にと
凛(りん)と誇らかに顔を上げましょう
仇(かたき)の迫る最後の砦に今
見下ろす天守で私は女主人
貴方に恥じないように堂々と立...『奥蓮華』
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【A】
輪廻は巡れど 刹那はこの時
炯々光って 謳歌せん
蜻蛉(かげろう)の生 儚き宿命
光彩纏いて 翅(はね)広げ
【B】
天満つ光 空も色変え
千変万化 錦とならん
白露(はくろ)の煌めき
地に落ちればこそ...『礼賛謳歌』
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花散らす春りん(漢字不表示)
時に紗(しゃ)を纏わせ
鬼火さえも仄かに
歳月を霞ませて
冷風(ひやかぜ)吹けば
百鬼夜行
率いる鬼女の
赤髪は異形
闇を踊れ
妖(あやかし)の群れ...『百鬼夜行』