タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧(14)
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青い絵の具を薄く滲ませたような
街の景色のなかを裸足で歩いた
雨が乾いた匂いがゆるく立ち込む
朝がくるまであと数刻の幻世界
ヒトリは寂しいと乞うくせに
その手を振りほどいて
独りになれる場所を探してしまうのはなぜ
いつかは幸福が訪れるなんて
信じるほど初心じゃない
Ray それでも...Ray
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深呼吸
さぁ、はじめる? はじまる!
世紀のハッピー大作戦!
Attention! Boys & Girls
準備はOK?
太陽光を反射して プリズム
耳に揺れる願いのカケラ
キミに会えるチャンスはどれくらい?
ネイルと合わせて爆上げ中!
じっとしてるだけじゃ...Love & Summer
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くるり、くるり
想い出はまゝ 彩(いろ)を為して満ちる
はらり、はらり
舞う桜花 胸にさやけきそのひと花
もうどれくらい
季節(とき)を歩いて
白い朝を迎えたのでしょう
どんなに深く
しまい込んでも
目覚めるたび鈍くよみがえるの...彩、ひと花
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真っ赤な月が冴えた夜 前兆(まえおき)なく支配される
ひっそり寝静まった街 一夜にしてカーニヴァル
聞こえるのは狼の遠吠えか <アオオオオン アオオオオン>
それとも蝙蝠が飛ぶ羽搏(はばた)きか <バサバサリ バサバサリ>
好奇心は猫を殺すと言うけれど <ニャンニャニャニャニャ ニャンニャニャニャニ...しーくれっとだーくないと
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雨降り 小犬のワルツ なんだか急いでるみたい
濡れないように 傘ならあるんだけど
紅茶が冷めないうちに ため息摘んでしまおう
大人になるって 少し難しいね
忙しない日々の中で 曖昧にした
夢は どんなカタチだったかな
週末にはのんびり 風のやわらかな窓辺で
好きな絵本を読もう 心に水をあげるの
...週末、絵本をよむ件
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翳めるマターテール 私、気儘な黒猫(ブラックキャット)
ビーズのリボン それが唯一の装飾(かざり)と
嗚呼 薄い熱が嗤うわ
好奇なら 一瞬 無限の空想
自由を愛すはずなのに
darkish back alley, my place
darkish back alley, my place
擦り切れた...HIDE and SEEK
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ぱらぱら 頁を捲るように
ぱら 謂わば夢のように
ああ 奏でられてゆく旋律をみた
Cry Cry 感情の揺れもなく
Cry 信号だけを受信
哀・喜・楽・怒の其れは然してもない
感覚はリアル
然程疑う余地もない“現実”だけど
私じゃないみたいだから堪らないのよ
Starry Heaven 爪先に強く意...天体のアカシックレコード
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靴の踵がやけに響く
オリーブの長い髪がゆらゆら 主張してるの?
雑多に物が溢れる街じゃ
1ミリも抜け出せないわ
Do you know?
小さな胸に閉じ込めてる本能
きっと君の純情じゃ測れない
不安定に溺れては輝き増す 厄介なモノね
愛を囁く言葉は鮮やかなベルベット
「欲しいのなら全て捧げてよ」...ロリヰタ
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遅い春をにぎわす祭りのあと
凪いだ藍(あおい)の空に朝月夜
どこか現実感のなく眺める
町は雨上がりの匂い
狭く寂れた路地を通り抜けて
ひとり行く当てもなく歩いてる
君と離れてから僕の心は
ずっと空っぽのままだ
桜舞う かの面影をどうか隠さないでくれ
まだ鮮やかに甦る想いに乱(らん)......桜舞う
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彼(あ)れに在りますのは一輪の月 揺らめき哀れ
極彩色ノ夢 爪弾ク音色(おと)ノ はらりはらりト散レ
果報は寝て待つとして 偖(さあて)幾つ種を蒔きましょう
雨降る朝(あした)の来るを 偶(たま)さか迎えるのも好い
切先は何れ届くのでしょう 其の訪れにアリア
魂は吹き荒ぶ風のよう 躰をも捲いて往け
...珠
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琥珀色 溶かしたグラス
炭酸の夜空に透かしてみる
キラキラ光る もしも飲み干せたのなら
僕の中の宇宙だって変わる?
時のルーレット 運命と呼んでた
あの子はいつだって素敵な笑みで
それが眩しすぎて、羨ましくて いつしか
卑屈な僕のヒカリになった
路地裏 レンガ通り
薄暗い街灯の下が僕の住む場所だ...黒猫ジーンの徒夢
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はちみつ色の長い髪を
無造作に結んで
裸足で歩く慣れた様は
やわらかな傷痕
泣いた君が零したのは
とても澄んだ愛のカケラ
嘘をついたそのぶんだけ
広げたスカートの上に
描く世界
閉じ込めたのはひと片...Manon
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ひらひらり 舞い踊るように テーブルのあいだ 行き来たり
にぎやかな店 華添える わたしは可憐なチャイナな妖精
ほっかほかの包子(パオズ)はどう? それとももちもち粽子(ツォン)がいい?
はふはふと頬張る饅頭(マントウ) どれもこれもが自慢の一品よ
欢迎(ホアンイン)光临(クアンリン) 你们好(ニー...幻想*茶楼
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青色には ちょっとせつない
街はいつもよりずっと さりげなく
わたしの後 跳ねる水音が
今日はやけに 耳に届く気がする
予報では くもりだったはずで
メランコリーにも 慣れたつもり
あてのない休日の はじめての雨が
さよなら きみ思い出して
やりきれなくて どうしようもなく落ち込む
だから きみを...citron