タグ「切ない」のついた投稿作品一覧(13)
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別れ話は突然 テーブルのむこうから
「他に好きな人ができた」と言わなくてもよかったのに
最後の最後までも 嫌な女になれず
「いいよ、それじゃあまたね」なんて言ってしまう意気地なしよ
あなたなしで生きていくの 口に出してようやく気付いた
私はワガママのひとつさえ言っていなかった
今夜、地球を少しだけ巻...地球を少しだけ巻き戻して
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裁きが下されて、両手が繋がれていた
判事は厳粛な顔をして笑っていたんだ
明日からこの僕に自由などなくて
汚れたものを見るような目で見つめられても
悪魔の証明は未だに降りてはこない
随分と古臭い空気を吸う毎日
塀の向こう側に何があったか
もう忘れてしまった Ah…
「私は信じてる、いつまでも待っている...悪魔の証明
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踊りましょう今夜二人で
何もかも忘れてすごそう
今だけはヒーローヒロイン
あわただしい日常は捨てよう
嗚呼、嫌だ上司の顔なんて見たくもない
控えめのメイクなんてやめて
うんとオシャレにキメていこう
こんなひとときも退屈な日常を
やりすごすためには必要な時間でしょう
今だけはいいの...ヒーローヒロイン
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僕と世界の境界線なんて
溶けてなくなってしまえばいい
すべてを僕が決めなくちゃいけない
そんな強さを持っていないからダメなんだな
眠い朝、僕は目をこじ開けて
同じような一日を繰り返す
ただ息をしているだけだ
生きてる実感を…
君はもう見つけているみたいだね
何のために生きてゆくべきなのかを...目的地のない鳥のように
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夏休み、外へ出掛けて
色んなもの見てきたけれど
あの子には逢えずじまいで
どうしてだろう、何故か切ないな
プールの匂いとか花火の匂いとか
すずしいこの部屋飛び出してみたら
あの子に逢えるような気がしていたんだ
浴衣をまとったあの子の姿を
目に焼き付けられたらいいのに...NaNaNa Natsuyasumi
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明日もまた会えるのだけど
もう少しだけとせがんで走りだした
色々としてみたけれど
やっぱり夕日は沈んでゆくんだね
となりの家から夕飯の匂いがただよう公園
夕日が照らした帰り道を少し急いで歩く
いつかこの日々が終わるだなんて信じられない
アスファルト破った花に
目を奪われて立ち止まってしまう
僕たちも...夕日のなかの帰り道
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言葉もないクセにいつも僕の耳に残る音が
今でも時々響いて僕の背中を押してくれる
例えば、僕が泣きたいとき聞きたい
あなたのこえ、覚えているよ、忘れられない
いつまでも変わらないと思っていたものが変わり
ずっと一緒にいられると信じた日々が嘘になる
信じた日々はきっと嘘じゃなかった
それでも、いつか終わ...あなたのこえ
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大切な指輪を失くしたの
わたし寂しくなって部屋中を探しだした
これ以外、何も残ってない
あなたの生きていた証なのになんでないの?
もう、取り戻せない
形のない想い出の欠片たち
ただ、確かにあった証明が欲しいだけ
それなのにまだ見つからないままで
背伸びした高級なレストランの席
愛を教えてくれたあなた...大切な指輪
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綺麗すぎる夜景、風が吹く音
あなたの背景が目の前に広がる
何をしても取り戻せないみたい
二人で歩く日々
気付きたくはなかったのだけど
あなたの視線、その先に
愛の言葉、宛先を見失ってしまったみたい
あなたには届かない消えるだけの音になってた
誰もいないここから抜け出していく
他の誰かでいい、そう思え...あなたの視線が捉える誰か
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愛の歌を歌い続けていたかったな、昔のように
昨日と今日の区別もつかないままで
とりあえず部屋を出て歩きだしてる
枯れ果てていくことがあたりまえみたい
大人の世界
愛の歌を歌い続けていたかったな
大人になってしまったみたいだね
忘れられない僕のなかにある情熱は
時間とともに冷たくなってた
日々失い続け...生きてゆく
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随分眠ってないな コーヒーを一気に飲んだ
それでも覚醒しない 何か悪いことしたっけ
一週間君に会えてない メールも返していない
頑張って我慢するから もう少し会えないままで
僕は誰の為に生きている? そんなことを考えて
何になるんだろうか 考えることをやめてた
きっと、君がもっと満たされたいと願う...A Requiem for Bentham
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桜の散った後になると思い出してしまう綺麗な日々
もう二度と戻れないと分かっていても
明日、目が覚めたら僕は君と二人
新緑のなかを駆けて夕日を眺めるはずで
言葉もないままに走り出すのが君の悪いクセだった
それを眺めて僕も背中を追った
最後の瞬間も同じことをしたね
何故か言葉が欲しくて僕は耳をすましてる...桜の散った後に
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夜の海に落ちてしまえば深くへ
底にたどり着かずに落ちてゆくだけ
サヨナラさえ告げず消えたあなたを思い出す
理由なんてないみたい、何もないみたい
潮風が吹く真夜中
夜の海に落ちてしまえば深くへ
底にたどり着かずに落ちてゆくだけ
想像するだけで穏やかになれる
それならばここから一歩を踏み出そう
逃げるこ...空の黒より出でて空より黒し