イチオシ作品

曲名
『透明世界の透明人間』
Aメロ
空の上から落ちてきた ガラスの靴を履いてみた
私みたいな透明と 同じなのに何故かちぐはぐ
大通りへと駆けてみた 皆がこちら振り向いた
それが私は嬉しくて 転んだのに何故か笑ってた
Bメロ
あの日が夕日が消えて 暗い音もない海
一人目を開けて下を見つめたら...

応募用 透明世界の透明人間

[補足]
『1番サビラストの意味から、この世界には”わたし”以外に誰も居ない。誰も居なければ私とこの世界は見えていない、つまりは透明だという意味がこの歌詞の根底にあります』私以外の誰かが現れたとき、それは透明では無くなるという事です。
ここでAメロ部分「ガラスの靴の透明と私の透明」が、”ちぐはぐ”な理由が何となく分かるかなと思います。またガラスの靴は透明ですが美しく、人々を惹き付けます。「皆がこちらを振り向く」とは、そんな美しいガラスの靴を履いて、この誰も居ない世界で私に気付いてくれる誰かを欲した妄想となっています。
ここでA”メロ部分「いつの間にかが日常」これはすなわちこの妄想をしてしまうことを指し、ここで涙が出ているのはガラスの靴が窮屈で痛かったという理由では無いことが分かるかと思います。
C”メロ「綴じて」について、この漢字を使った理由としては透明な世界と透明な私を綴じる、と考えていただきたいです。
そしてこのC"メロ部分ではもしもこれから先、誰かがこの世界に産まれる事になっても、私が今の孤独に負けて自ら死に、消えてしまったらその誰かはまた透明になってしまうということです。
[最後に]
ガラスの靴は勿論シンデレラのパロディーであり、童話同様運命の誰かと引き合わせてくれるキーアイテムとなっていた訳です。そして最初に突然空から降ってきたように、最後は何故か海に落ちていきます。これは、今回救われた私のような”透明”の元へと同じように落ちていったということでした。
まだ説明し足りない気もしますが、あまり書くわけにもいかないので、何か気になりましたらご連絡ください。

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