A1
閉じきった瞼を　もう一度開けば
温かく拡がる夢に漂う
隠さなくていいんだ　貴方の好きな花
胸に一輪飾って　踏み出せば始まる

B1
伝説がくれた　果実の名は勇気
真実の囁きが香り出す
葉末が揺れる

S1
華やぐ世界　手と手のひとひら
重なる時　また笑顔咲くでしょう
願わくばこの　物語の種
護るその手　幸せであれ


A2
春夏(しゅんか)の賑やかさ　
秋冬(しゅうとう)の優しさ
移ろいに蕾ふくらみ　揺蕩う
散るような別離(わかれ)に　涙が滲んでも
枯れはしないと　誓って
根を張っていたよね

B2
疑いの雨に　立ち尽くす夜には
あの時の　彼の人の　その声の
温もり抱いて


S2
華ひらく時　誰もがまたひとつ
生まれ変わる　希望を掬い出す
叶うか否か　歴史に刻んで
歩む背中　大樹の強さ


S3
華やぐ世界　手と手のひとひら
重なる時　また笑顔咲くでしょう
願わくばこの　祝福の魔法(ブーケ)(ブーケ)
宿すその手　幸せであれ



【譜割り参考・()は一音分】

A1
とじきったまぶたを　もういちどひらけば
あたたかくひろがるゆめにただよう
かくさなくてい(いん)だ　
あなたのすきなはな
むねにいちりんかざって　
ふみだせばはじまる

B1
でんせつがくれた　かじつのなはゆうき
しんじつのささやきがかおりだす
はずえがゆれる

S1
はなやぐせかい　てとてのひとひら
かさなるとき　またえがおさくで(しょう)
ねがわくばこの　ものがたりのたね
まもるそのて　しあわせであれ


A2
(しゅ)んかのにぎやかさ
(しゅ)うとうのやさしさ
うつろいにつぼみふくらみ　たゆたう
ちるようなわかれに　なみだがにじんでも
かれはしないとちかって　
ねをはっていたよね

B2
うたがいのあめに　たちつくすよるには
あのときの　かのひとの　そのこえの
ぬくもりだいて

S2
はなひらくとき　だれもがまたひ(とつ)
うまれかわる　きぼうをすくいだす
かなうかいなか　れきしにきざんで
あゆむせなか　たい(じゅ)のつよさ


S3
はなやぐせかい　てとてのひとひら
かさなるとき　またえがおさくでしょう
ねがわくばこの　(しゅ)くふくのブーケ
やどすそのて　しあわせであれ
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