【iDiot girL】

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幼い頃は笑って写ってた写真が
大人になる度引き攣ってく気がした
隣に寄り添う無邪気な笑顔に
酷く嫌気がさした

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人に劣る自分に気がついてから
愛や欲貪るようになってく気がした
どうして何も疑わず笑えるの？
戸惑い纏わりつく

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「ねえ、これはナイショの話だよ」
『友達』に打ち明けた言葉はすぐ
ランダムに散らばって 教室に溶け込んで
独りになるのなんて簡単だった

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馬鹿な子ほど可愛いと言われて育ったけど
そんなに螺子が緩んでるとは思ってなかった
ちっぽけでも叶えたいことがあったのにな
私の人生の真ん中には穴が空いた

それは誰のせい？誰のせい？
今更(笑)と人は笑うけど

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幼い頃はしょうもなくドジ踏んでたけど
大人になって少し学んだ気がした
隣に簡単に近づく奴は
どうも油断ならない

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誰だって自分が一番可愛いものでしょ
承認欲拗らせ煌めいてる気がした
どうして君は今でも笑ってるの？
不意に芯が乱れた

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「ねえ、この僕に任せといて！」
『上様』を信じた直後 ほらね、
不甲斐なく宙を舞い 社会で牙を向いた
疑うことは覚えたはずだったのに

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純粋無垢だからこそ信じ込んでしまう
優しすぎる嘘なんかにさ踊らされて
チープだって夢と言えるものがあったのにな
私はどこかそこらに捨てられた気分だ

それは誰のせい？誰のせい？
今更？と人は流すけど

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ヒトとヒトは斬り合い斬られ合う性(さが)なのだと
後から産まれてくる子たちにも教えてあげよう

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甘味に慣れた舌は自分をいつか傷つける
宛にならないから嗅覚も初めからいらないわ
綺麗なものには刺がある、それも事実だった
それならいっそ何も見えなくなってしまえばいい

s
安上がりで可愛いと言われて育ったけど
同じこと繰り返すだけ、そりゃ可愛いよな
無駄にされた時間を何度悔やんで恨んでも
二度と帰らない 取り残されたのは私ひとり

君も馬鹿なの？易々
「大好き」と人は言うけれどーー