暗闇の中で声が聴こえたんだ
何も見えないはずなのに
声が光って見えたんだ

声につられて進んでいくと
いつしか声は唄になり
優しく僕を包んでた


朗かな声のその人は
小さな苗に水をやる
光と唄と水を受け
乾いたそれは 少し潤う

優しい声のその人は
「また来たの」と問いかけて
僕にそっと近付いた

「へんな顔」と笑われて
慌てて流れる涙を拭う
僕を君は抱きしめた


少し元気がなかったから
心配してたと声零す
抱きしめられた温もりに
またとめどなく涙が零れた


「大丈夫君はひとりじゃないよ」
降り注ぐ声は希望のように
不安の闇を振り払う


少しして声はまた笑い
「へんな顔」と呟いて
か弱い「僕」という苗に
惜しみない「愛」を注ぎ続けた

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Water

僕を咲かせる君の話
いつでも誰かが、見守ってくれてる、支えてくれてると思うと、なんでもできそうな気がしますよね

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投稿日:2017/03/05 00:21:28

文字数:324文字

カテゴリ:歌詞

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