バイバイ、マイ パピー  (作詞/作曲 かのこソーコ)


ふと見つけたキミの姿
気まぐれな街の交差点
キミの隣 優しい笑顔
涙が溢れる…


夏は過ぎて魔法がとけた
土曜日の午後
ピアノのけいこにも あきがくる頃
パパがキミを抱いてやってきた

なんて、あぁ素敵なプレゼント

キミは白くとても小さな
ラブラドル
あたしの後ろを忙しそうに
ついて来るキミが好きだった

こんな愛しい日々が始まるなんて

駆けた広場 泥だらけで
見つめる瞳はプリズム
いつまでもキミと過ごす日が
続く気がしてた

木枯らす風
色あせる街を並んでキミと歩く
時の流れはあたしたち
見つめ続けてた


キミの背丈 随分伸びて
また夏が来た
この散歩道はあたしとキミとの宝箱ね
でも本当は

もうすぐお別れだってこと知ってたんだ

キミと歩く 去年よりも
頼もしく大きなストライド
もっとキミとの思い出を
作りたかったのに

そしてママはキミを抱いて
「それじゃ、行こうね」と微笑んだ
胸刺す痛みにあたしは
家を飛び出した


あたしのバカ
さよなら言えなかった

人混みにまぎれ すれ違う
会っちゃいけないのがルール
白いハーネス似合ってたよ
一度だけあたしは振り返った


立ち止まってあたしを見る
懐かしい瞳はプリズム
今は隣に立つ人に
“世界”を伝える

ほら、行きなさい こっちじゃない
キミのパートナーが待ってる
涙拭いてなんとか笑顔
小さく手を振った

ありがとう もう大丈夫
ゆらりキミは歩き始める
かすむ後姿
やっとお別れできたね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【初音ミク】 バイバイ、マイ パピー 【オリジナル曲】

閲覧数:187

投稿日:2010/11/14 22:10:05

文字数:663文字

カテゴリ:歌詞

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