きみの定義_inst

朝の始まり告げる日差しが
怪獣みたいに街を襲う
誰も彼もが眠る夜は
教科書の中の歴史の上

夕立の名残 水たまりを
蹴飛ばして冷たさが沁みる
被害者面加害妄想も
平等に捌く箱に揺られ

iPhoneでは足りない創作
感情論で自問自答

不燃ごみが舞う人混みを行く

雑踏の中の孤独感
喧騒が引き立てる無音
愛の歌のきみの定義は曖昧な姿
誰にも重ならない
どちら様なまま
不確かな影見つめたら
きっときみは消えてゆく


路地裏にたまる猫の群れ
多面的な世界の夢
大き過ぎる空の下で
ちっぽけな崩壊を描く

世界の終わり告げる影が
怪獣みたいに街を襲う
誰も彼もが眠る夜は
教科書の中の歴史の上

iPodは失くしたままで
プレイリストは忘却の果て

ポケットの中の指先擦って

風に煽られ 走っていく
音楽も所詮は無力だ
希望の歌が響く世界に
曖昧な定義で叫べ　心の奥底の言葉
本当のことなんてもの あたしにどうやっても都合良くはない

iHATEを呟く日常
愛そうともする気ない澄んだイヤホン越しのI love you
NONSENSEな日々を只、


葛藤の果ての無力感
喧騒が引き立てる無音
愛の歌が響く世界は曖昧な姿
誰にも重ならない
どちら様なまま
不確かな影見つめたら
きっときみは消えてゆくから