薬の魂 lyric


瞼を閉じたあなたの瞳に映る羨望は、あまりにも脆く儚い照明器具のような
ものであり、チカチカと点滅するライトの灯りに照らされ籠った
貴方の頭に覗き込めば、その腐った正気のようなものは全て消化され、
胃袋の中でゴロゴロと転がる大切な飲み物は、全てオレンジジュースとなり
ティッシュに丸め込まれる。

パウンドケーキは美味しくない。
テニスコートはボールの中にある。

意味を持たない貴方の全貌と有意義な誓い、煌めく讃美歌の降り注ぐ機械で、
貴方は愛を知る事になる。
君は脆く儚く美しい。

恨んでいるかと問えばそうではなく、許してくれるかと答えれば貴方は怒り、
冷めたスープと煮出した心は、水に流され愉快な飴になり
あなたの元へと降り注ぐのだ。
愉快に思うかもしれないがこれはあくまでも許しがたい事であって、
さまざまな感情の羅列と美しい君の持った甘い匂いに侵された
ただの欲望である。


命は終わらない。



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薬の魂 lyric

薬の魂で使ったポエムです。朗読にどうぞ。

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投稿日:2021/09/03 23:24:16

文字数:458文字

カテゴリ:歌詞

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