わたしが生きている間に何か残せるものがあるだろうか
考えるほどにわたしは救いを求める

世界の成り立ちとか社会のこととか
難しいことはわからない
考えても答えが出ないことに時間はない
わたしの将来とか未来の夢とか
ないものは分からない
考えないといけないことはまってくれない

幼いころは空が大きく見えた
大きくなった私には鳥かごに見えてしまう
いつからこうなってしまったのだろう
だれかこの錠を壊して

瞳を開けば真実が見えるのか
瞳を閉じれば悲劇にはならないか
救いを求めよ
救いを求めよ
その手に無くとも求めなければ手に入らないから
救いを求めよ
救いを求めよ
ただそれだけで救われることもあるのだから

わたしが生きることに何か意味があったのだろうか
考えるほどにわたしは涙を流すんだ

世界の成り立ちとか社会のこととか
そんなことはどうでもいい
私は私のことで精一杯
わたしの将来とか未来の夢とか
ないものは分からない
今を生きるのもつらいから

奇麗だった水槽は濁ってしまった
冷蔵庫には食べ物が減っていった
伸ばした手は空を切って
涙だけが私のすべてだったんだ

瞳を開けば希望が見えるのか
瞳を閉じれば事実にはならないか
救いを求めよ
救いを求めよ
その手に無くとも求めなければ手に入らないから
助けを求めて
助けを求めたんだ
ただそれだけしかできなかったから


ぐらぐらゆれる地面
鳴り響く甲高い耳鳴り
絶えず訪れる吐き気に終わりはなかったよ

誰か 誰か この手を掴んで深海から連れ去って

水面を見上ればだれかいるのか
水面を見ればそこには私がいる
瞳を閉じれば事実にならないか
瞳を開けば救われるのか
救いはない
救いはない
世界を探しても求めるだけじゃ手に入らないから
救われろ
救われろ、わたし
誰かの言葉でも誰かのおかげでもない
人は自分で勝手に救われるしかないから

そう言って薬を飲んだわたしは鏡の前で泣いていた

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  • 非営利目的に限ります
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救いを求めて

日頃の絶望を歌詞にしてみました

閲覧数:51

投稿日:2023/01/06 22:25:46

文字数:824文字

カテゴリ:歌詞

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