夢を見ていた
流れ落ちていく彗星の影
星たちの夢
空を旅する雲が隠した彗星の果て
置き去りの夢

目を閉じたとき
何かが動く
何かが笑う
雑音の調べ

海鳴りの街あなたは迷う
誰かが笑う絶望は続く

羅針盤は示す、はじまりの海
船を無くした少年の話

溶けだしてゆく記憶の隅で、
静かに終わる鳥たちの夢

どこか似ているトビラが開く
いつか交わしたまじないの指
言葉が濁る偽りの日々
息を切らした置き去りの夢

雨があがったら傘をたたんで、
晴れ間にはしゃぐあなたの笑顔が
いつか話した言葉のままに
君が消えてく、確かな現実

君をなくして、世界は晴れて
誰かが唄う 確かな憂鬱
砂に紛れた ガラスのように、
君が消えてく 私の現実

目を閉じたとき
記憶の隅で
何かを染める
何かに染まる

溶け出していく心の奥で
静かに終わる ぼくたちの夢

空を旅するこどもは詠う
いつか話した 航海の日々
どこか似ている あなたは謳う
「彗星の果て 置き去りの夢」

溶け出してゆく記憶の隅で
静かに終わる鳥たちの夢

目を閉じた何かが変わる
だれかが祈る 絶望は続く

雨が隠した、鯨と浜辺
波に消えてく、確かな現実
空を旅した子どものように、
夜を泳いだあの日のトキメキ

雨があがったら傘を畳んで、
晴れ間にはしゃぐあなたの笑顔が
砂に紛れたガラスのように
波に消えてく確かな現実

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ウミナリノマチ

舟をなくした少年の話

閲覧数:943

投稿日:2021/06/07 01:13:48

文字数:589文字

カテゴリ:歌詞

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