<A>
期待をするほど　何もないよ
夢見るほど　余裕もないよ
明日が見えても　行き先わかんないんだ

<A’>
答え探すけど　わかんないよ
何してても　変わんないよ
何を言ったって　誰に聞いたって　教えてくれないんだ

<B>
大層な夢を　描いてた
辛い思い出も　別れをしたよ
こじつけばかりが　取り巻いて
くだらないことは　厭と言うほど　味わってんだって

<サビ>
生きていくことは　辛いんだよって
死んでしまえば　楽だよ、だって
苦しむこともしなくていいんだし
サヨナラするのは　いつものことって
首に手をかけ　でも手が止まる
生きるのも死ぬのも期待できない　孤独なアンソロジー

<A>
言葉にするほど　易くないよ
思い出など　いらないから
くしゃくしゃに丸め　あのゴミ箱に　放り投げてしまおう

<B>
寂しげな声を　張り上げて
ある程度のことは　目を瞑るけど
不完全な僕　笑うなら
見えないところで　気付かぬように　そっとしておいて

<サビ>
かわしてばかりじゃ　ダメなんだよって　
ぶつかんなきゃ　わかんないって
なんて無理難題押しつけられて
間違いするのは　必然であって
奇跡は単に　偶然だって
肯定も否定もできようもない　存在証明を　Ah...

<C>
死ぬほど頑張ったとか言ったって
回想だってさほどいいものなどなくて
くだらないものばかりが連なって
だから思い悩むことすらやめてみたんだ

<サビ>
生きていくことは　辛いんだよって
死んでしまえば　楽だよ、だけど
誰かが泣いてしまう気がしてさ
サヨナラは　めんどくさいって
まぁ、とりあえず　生きてみようか
生きる本当の意味なんてもんは　死んでから分かればいいや
迷想アンソロジー