ジャケット

通り過ぎて行くよ
こんなこんな毎日
からからの戦線に
立ちすくみ待っていた
救助隊は亡霊
どっか行っちゃった天使
酔っ払って進め砂の上を

穏やかな嵐の
吹きすさぶ毎日
思い出の跡地で
ふらふらになって
忘れてはいないよ
そんなどんな今日も
錫石が霞んだ道の上で

覚えているだろう
埋まらなかった
置き場の無い心に
捧ぐ祈りを
忘れないで
消えないその痛みも
「それでいいや」と笑った

変わらないでこのまま
綻びた思い出も連れて行こう
何もない時間も
笑い合えるような
僕等でいられたら

走り抜けてく風
ひとり眺めていた
遠く光の先
あの一等星を
外れていく度
離れていく度
些細な夢を見ていた

眠れない夜が
真っ暗な朝が
僕をここに連れて来た
俯くお前を
ふっ飛んだお前を
誰が責められるだろう
胸の奥に沈んだその灯を
掬い上げるよ
そんな約束を交わし合うのさ

憂いているんだろう
端を歩いて
目も上げられない程の
昏いあの日を
構わないよ
言えないその言葉も
側にいるたび
見つめてくれないか

変わらないさ僕等は
よれよれの君さえも繋いで
できあがるこの心の
継ぎ接ぎに
あずけたって恐くない

変わっていく僕等を
いつの日か友達って
呼び合える様
また会えるその日まで
さよならだね

揺らいで曖昧
失くす程うつろう僕等の
繋いでいたいんだ
この不完全性も
見つめていたんだね
ひとり探していた
誰でもない君の姿を

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

パッチワークキルト

閲覧数:217

投稿日:2018/06/21 17:58:04

長さ:03:53

ファイルサイズ:3.6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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