〔S1〕
灰にするまでもないと嘲笑（わら）う竜
鈎爪　山を削り　岩を鳴かす
悪しきあの魔物から　取り戻そう
東の国の明日を

〔A1〕
春うらら　輝ける里　桜筆頭に
入道雲　夕立の夏が洗う
秋深く　空の高みに蜻蛉（あきつ）　満月
しんと降る白雪は　冬　清く

〔B1〕
ここに生まれ　育まれ　今に
四季の勇士　四人　旅を急ぐ

〔S2〕
灰にするまでもないと嘲笑う竜
禍々しく　人の世を踏みにじる
荒野　越えて　道なき道を行こう
東の国の果てへ


〔A2〕
竜の巣は切り立つ崖だ　剣（つるぎ）かかげて
なびかせる黒髪　弓を引いた

〔B2〕
麗し土地　伝え継ぐ　永久に
守護の勇士　四つの光　合わせ

〔S3〕
柘榴石の両眼　鱗は翡翠
あやかし　荒ぶる神　東の竜
獲物　塵にしようと怒（いか）る炎
鎮める水は何処に


〔S4〕
灰になる覚悟はできてるだろう
交わした誓いに　去れ　臆病風

燃えろ　窮地照らす不屈の闘志
摩訶摩訶不思議な絆　結ばれた仲間
つなぐ想いで　取り戻せる
東の国の明日


──ひらがな表記──
〔S1〕
はいにするまでもない　とわらうりゅう
かぎづめ　やまおけずり　いわおなかす
あしき　あのまものから　とりもどそう
ひがしのくにのあすお
〔A1〕
はるうらら　かがやけるさと　さくらひっとうに
にゅうどうぐも　ゆうだちのなつが　あらう
あきふかく　そらのたかみに　あきつまんげつ
しんとふる　しらゆきわふゆ　きよく
〔B1〕
ここにうまれ　はぐくまれ　いまに
しきのゆうし　よにん　たびおいそぐ
〔S2〕
はいにするまでもない　とわらうりゅう
まがまがしく　ひとのよおふみにじる
こうや　こえてみちなき　みちおゆこう
ひがしのくにのはてえ

〔A2〕
りゅうのすわ　きりたつがけだ　つるぎかかげて
なびかせる　くろかみゆみお　ひいた
〔B2〕
うるわしとち　つたえつぐ　とわに
しゅごのゆうし　よっつの　ひかりあわせ
〔S3〕
ざくろいしのりょうめ　うろこわひすい
あやかし　あらぶるかみ　ひがしのりゅう
えもの　ちりにしようと　いかるほのお
しずめるみずわどこに

〔S4〕
はいになるかくごわ　できてるだろう
かわしたちかいに　され　おくびょうかぜ
もえろ　きゅうちてらす　ふくつのとうし
まかまかふしぎなきずな　むすばれた
なかま　つなぐおもいで　とりもどせる
ひがしのくにのあす