秋の夜長 咲いた九重花火に どんな花より 美しいかんばせだった
祭りが終わる あの空に咲く華火は 忘れられない 最後の灯だった
春夏秋冬(はるなつあきふゆ) その途中 僕の夢は途切れた
それでも 諦めきれなかったのは 思い出を 思い出したから
もうすぐ 祭りが終わってしまう 咲いた花火に思う
にぎやかな 祭囃子はなぜ これほど悲しいのか ああ もうお別れだ
静かな夜に 寂しさを覚えながら 僕はただ一人 孤独をかみしめていた
春夏秋冬(はるなつあきふゆ) その終わり 僕の足は止まった
それでも 歩き続けたかったのは 笑い顔を 思い出せたから
もうすぐ 夜が終わってしまう 咲かない花火に願う
願い事 なんてらしくないけど 夢を見たいよ 僕は
十二時 子の刻に 僕は消えてしまう
花火の余韻に 浸っては ああ 寂しさがまた募る
もうすぐ 朝陽が昇ってく 咲き終わった花火は
さよなら 美しいこの世界 僕は一生忘れない
君と いたかったセカイ
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