<1A> 7-8-7-6-7-7-7-7
電柱の上 蒼眼[ソウガン]の鴉
原子[アトム]の森に 未明の空
総ての音は 砂が飲み込み
振り下ろされた 一閃の刃

<1B> 11-6-8-6-8
街が胎動しだした
俺は未だ 鎖に繋がれ
遠くの空 眺めているだけ

<1S> 12-16-15-12
哂うなら哂えばいいさ
黒白[コクビャク]の道化は 照明[ライト]を嫌う
沈む意識の 底から見上げて
髪を引きずりこんでやる


<2A> 7-8-7-6-7-7-7-7
ゴミ箱の中 鉄道の灯り
電磁[エレキ]の海に 緋色の月
ロック掻き鳴らし 謳え讃美歌
ライターの火で 燃えたのは花

<2B> 11-6-8-6-8
街が拍動している
俺の腕に 手枷は絡まり
空虚な音 心を切り取る


<2C>6-8-6-8-7-7-7-7
部屋の隅で 蜉蝣[カゲロウ]が死んだ
それを並べ 月日を数える
もしも涙が 石英ならば
溺れることは なかっただろうに


<2S>12-16-15-12
嗤うなら嗤えばいいさ
黒白[コクビャク]の道化は 仮面をつけて
もがく姿を 指さすお前を
逆にひそかに嗤ってやる


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


でんちゅうのうえ そうがんのからす
あとむのもりに みめいのそら
すべてのおとは すながのみこみ
ふりおろされた いっせんのやいば

まちがたいどうしだした
おれはいまだ くさりにつながれ
とおくのそら ながめているだけ

わらうならわらえばいいさ
こくびゃくのどうけはらいとをきらう
しずむいしきのそこからみあげて
かみをひきずりこんでやる


ごみばこのなか てつどうのあかり
えれきのうみに ひいろのつき
ろっくかきならし うたえさんびか
らいたあのひで もえたのははな

まちがはくどうしている
おれのうでに てかせはからまり
くうきょなおと こころをきりとる

へやのすみで かげろうがしんだ
それをならべ つきひをかぞえる
もしもなみだが せきえいならば
おぼれることも なかっただろうに

わらうならわらえばいいさ
こくびゃくのどうけはかめんをつけて
もがくすがたをゆびさすおまえを
ぎゃくにひそかにわらってやる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

サーカスシティ

3作目
≫干支暇:様 http://piapro.jp/t/6vGa 企画へ応募。

6/1 タイトル、内容ともに改変

曲のイメージはダークなロック調。一人称は俺だけど、女の子が歌っても。

文字数書いていて思うんですけど、小さい「っ」って、一音に数えるべきかどうか悩みます……



例によって今回も曲をつけてくれる方募集

閲覧数:282

投稿日:2011/06/02 12:15:00

文字数:959文字

カテゴリ:歌詞

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