耳を塞いで視線を落として
踏み切りの音を遮って
ヘッドフォンが自分と世界を
遮断してくれたらいいのにな

「生きていけないなら生きるな」
なんて簡単に呟いて
それがちっとも簡単じゃなくて
自分を嘲笑う

絶望から抜け出して
ぼくら路(みち)を探してんだ
崖っぷちに立ったって
飛び込んで潜るんだ

泳ぐんだ
新しい世界を探すんだ

切り離されたものは全部
冷たい井戸に墜ちてって
救い上げる事も出来ないまま
底に散らばってる

「感情なしに語れ」と
誰かが言ったとして
「感情」に埋め尽くされてるぼくらは
アンドロイドなんかになれやしない

瓦礫の山があったって
いつかそれを甦えらせるんだ
泣きたくても泣けない日だって
心臓握りしめて歯食いしばってんだ

走るんだ
どんな暗闇でも光目指して

悔しいの？
悲しいの？
なんで涙出ないんだろ？
一人の部屋で声を殺して目を瞑る

夜がきて朝がきて
麻痺してく体に鞭打って
ならばいっそこの鎖を絶ち切って

絶望から抜け出して
ぼくら路(みち)を探してんだ
崖っぷちに立ったって
飛び込んで潜るんだ

泳ぐんだ游ぐんだ
新しい世界を探して
泳ぐんだ游ぐんだ
新しい世界を信じて
Ah…