人生 -この本- の主人公
当然『私』……だとは思わないで
私の世界 -この世界-　主役は君
とうに知っているから

恋なんてものじゃない
情けない劣情
触れたくない　もう二度と
私自身　何も理解できずに
君は見透かしたような目で

ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
君を欲しがる私を
ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
嗤ってくれよ
もういっそのこと壊してよ

この夜が明けたなら
平然と波に溶けて　偽っていく
日常は暗い闇
君が居なかったならば

温もりなんて要らない
そう言い聞かせても
奪いたくて仕方ない　嘘吐けない
優しい声で　「ほらこっちおいで」だなんて
どうなるかも知らないで

ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
名前を呼ぶ度　狂っていく
ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
拒まないなら　最期まで側に居て

愛の意味を知らない愚かさよ
ならば　君と編みたい
鼓動の理由　贖罪の術を

「君以外は要らない」
言葉にしてしまえば
全て消えて失せるだろう
思うように振る舞えない自分が
途轍もなく醜悪で

ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
姿見せないで　消えてくれ
ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
でなければ　共に苦しんで

ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
君を欲しがる私を
ライラ　ライラ　ライラ　ライラ
嗤ってくれよ
もういっそのこと壊してよ