君は何を見て何を思うのか
一人、黒き世界に浮かび
一人、見せかけの光を放ち
ただ回り続ける 表情をいつも変えながら

一夜の月は人の営みを見るのか
一人、薄目を開けてのぞき見
一人、他を見てはため息をつき
ただ浮かび続ける 真っ黒な世界にいながら

一世の月は世の流れを読むのか
一人、中立の立場を保ち
一人、常に生き延び
ただ傍観し続ける 赤い血を流しながら

人夜の月は誰を想いふけるのか
一人、輝くモノを夢見
一人、力あるモノを羨望し
ただため息を吐き続ける 百光に照らされながら

人世の月は何故欠け続けるのか
一人、大いなる栄光を望み
一人、ささやかなる幸せを感じ
ただ流され続ける 歴史を繰り返しながら

君は何を見て何を思うのか
何もしなければ何も変わらないと知りながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ひとよ

ひとつのよのつき。
厨二的に言えば、いくつもの漢字がある。
それら全てに意味があり、願いがある。
自分の名前をつけたときに考えていたことを詩にしました。

閲覧数:76

投稿日:2009/08/25 01:04:19

文字数:342文字

カテゴリ:歌詞

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