さぁさお前はおねんねしなさい
さぁさいい子は眠りなさい

坊やはいい子だ
おねんねの時間さ

丑の刻は恐ろしい
魔の時間帯

カーテン開けて窓を開ける
あの女の人はだあれ？
腰より長い黒い髪
白い服に赤い爪
頭にロウソクちらちら光って
右は金槌(かなづち)　左は人形
胸に鏡をぶら下げて
腰に刀と口は櫛(くし)

さぁさあなたは死になさい
わたしの人生返してよ

「見たな！？」

お前を殺す
呪ってやる！

わたしはあいつが憎いんだ
お前に邪魔はされたくない・・・
呪いが効かなくなってしまう
自分に跳ね返るなんてゴメンだ・・・っ！

お前を恨む
死ぬまで恨む

お前のせいで効かなくなった
お前のせいで呪われた
あの時見なきゃよかったのに・・・

早くおねんねすればよかった・・・
こんなことなら寝てたのに
こんなことならカーテン閉めてた
窓を覗くこともなかったのに
あの人見ずに済んだのに

でも、そこまで恨むアイツとは・・・？
ねぇ、あいつっていったいだあれ？

お前にあいつは関係ない
お前もあいつも私を不幸にした

殺してやる・・・
呪ってやる・・・