僕らはいつの間にか裏切られて
資源の枯渇した地に取り残された
今まで信じて支えてきたのに
いつの間にか存在まで否定されてしまった

      *

かつてこの国は繁栄に満ちてた
多くの恩恵を享受しあってた
でもとても小さな僕らのエリアだけ
いつの間にか隔離されて何も届かなくなる

それから僕らの元に流れてくるのは
僕らだけを除いた自国と他国の繁栄話
どうして僕らだけ外されてしまうの?
そんなのおかしすぎる、あまりにも理不尽すぎるよ

そして誰も僕らのことは語らず
みんなよってたかって僕らを罵った
僕らの国の王までも僕らの
存在を秘匿したまま繁栄だけに溺れている

僕らはいつの間にか目の敵にされ
誰もが僕らを執拗に否定する
僕らの繁栄ですら許されずに
苦しむ姿をみんな見て笑っている

   *   *

隣国の繁栄をもたらした恩恵
それを与える人の顔は笑ってた
でもそれを同じように僕らに与えると
その人たちは攻撃される、暗殺者まで向けられる

それを恐れた人らは世界の地図から
僕らの国の僕らのエリアだけを永遠に封印
どうして僕らだけ黒く塗りつぶされるの?
僕らの国で生まれたものまで僕らを避けていく

そして僕らに与えられた恩恵が
隣国に同じようにもたらされると
僕らの地に隣国から船で押し掛けてきて
僕らに執拗に罵声を浴びせて石を投げつけて笑う

僕らが一体何をしたというのか?
僕らの苦しむ姿を見て快楽に浸る
それを見て見ぬフリする国王よ
僕らはあなたを永遠に恨むだろう

国王は何故この地を僕らに与えた?
新しい繁栄を約束したはずが
今ではどこを見ても砂漠ばかりで
あの繁栄は結局刹那でしかなかった

  *  *  *

僕らは決して妬みを持ってなどいない
ただ同じように恩恵が欲しいだけなのにみんな避けるよ
その恩恵がもしも隣国に伝わるなら
仲良く語り合える友達になれると思っていたのに

僕らは世界から唯一取り残され
伝わるはずの恩恵は全て妨げられ
僕らは滅びることを素直に受け入れる
墓標も建つこともなく肉体は土へと還るだろう

僕らは抹殺されたエクスペンダブルピープル
国王は僕らなんてどうでもよかった
絶対に許さない、国王どもと
隣国の王と迫害する民どもよ

僕らの肉体は土へと還ってゆく
奴ら一族郎党祟り尽くしてくれる
あの世で待っているぞ、お前たちには
ハッピーエンドなどない、バッドエンドあるのみ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

E.P.P.-expendable people-(歌詞)

本来、歌詞は楽曲のページに一緒に載せていますが
本作は歌詞だけで1,000文字という制限をオーバーしてしまうため
テキスト形式で載せることにしました。

動画との関連について説明
動画では歌詞の表記に可能な限り漢字を用いていますが、ここでは分かりやすくするため漢字表記も分かりやすいレベルにアレンジしてあります。
また、動画では終盤の3か所に特殊な表記と読みを用いています。

「エクスペンダブルピープル」→「繁栄の為の犠牲」
「ハッピーエンド」→「有終の美」
「バッドエンド」→「鮮血の結末」

左が読みで右が動画内での歌詞上の表記

閲覧数:204

投稿日:2011/03/10 18:46:43

文字数:1,017文字

カテゴリ:歌詞

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