揺れた木洩れ日に眩しそうに目を細めてる
耳を澄ませば聞こえてきそうな声

セピア色した長い夢をふりほどけずに
一人彷徨うもう君のいない夏

行き場なくした思いは今
激しく胸に突き刺さる
つかの間の痛みの中
君を探してる

駆け抜けた風静けさの中で
僕はもう戻ることはない
夜明けに拾い集めた日々を
その手で終わらせることが出来なくて

日溜まりにまたこぼれ落ちた
雫が風に溶けてゆく
終わりゆく季節の中
僕が消えてゆく

駆け抜けた風静けさの中で
僕はもう戻ることはない
終わりのない悲しみはないと
気づいていたつもりだったけど
駆け抜けてゆく静けさの中で
今はもう振り向かないから
僕のいない世界に吹く風は
あの日の君の立つ場所に届くだろう