『運命の夜明け』
かすかな灯の明滅は
燃え尽きる花束のように
閉じていく十字星が
照らし出す千の足跡さえ
わずかな希望は寂寞を舞い
羽ばたく鳥の背に
色褪めた月の弧は
天球に霞んでゆく
叫ぶ彼方の 雷鳴
唸る夜空の共鳴
囁く永遠の亡霊
答えの解らないまま
凍えるような闇の中で
ただ迷いを掻き消すように
光り降り続ける流星を数えていた
握りしめた温かな手
涙が 今 零れ落ちて
たった一度だけの運命を
生き抜くと誓おう
何もかも全てが
いつか宙に還るとしても
最期の一瞬までは
この手を伸ばせるから
かすかな灯の明滅は
燃え尽きる花束のように
わずかな希望は…
止むことなく鳴き始めた
この予感を信じてるから
救いさえ見えなくても
何度でも抗うんだ
「ここにはもう居られない」と
繰り返す独り言に導かれて
また足を踏み出して行く
約束の無い夜の底で
捧ぐ祈りは意味も無くて
嘆き消え去る星座の聲は響いていた
握りしめた温かな手
涙が 今 零れ落ちて
たった一度だけの運命が
微笑んで
凍えるような闇の中で
静寂の音に呑み込まれて
まだ薄暗い天の明星を睨んでいた
凍えるような闇の中で
ただ迷いを掻き消すように
光り降り続ける流星を数えていた
握りしめた温かな手
涙も 今 振りほどいて
待ち焦がれていた運命の夜明けへと
向かおう
光り降り続ける流星を…ああ
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