意味なんてないよ　君の薬指が
夏雲の先　遠く　呼ぶ気がした
シトロンの香り　手をつないでいてよ
風に吹かれる　時間　止めてほしい

愛されるよりも　愛なんていうそんな言葉じゃなくて
そんなのよりずっと切ない
もし５分先の　世界がそこで全部終わるとしたら
このままならそれでいいかな

ラベンダーブルーの空　見上げながら歩く
ほら　思うより　近くにいる
君の言う言葉が今　夏風に飛んでく
まだ　聞こえない　それでもいいよね？
聞こえない


泣いてなんかないよ　白い麻のシャツが
照り返す陽に　遠く　かすんだだけ
飛行機の音が　夏の空に響く
喉の形に　なぜか　どきりとする

強がっていたら　強い自分になれたわけでもなくて
スニーカーの白がまぶしい
夢に見たことが　夢のままそのままで終わるとしたら
いつもみたいに手を振るから

長く続く舗道　今　陽炎が見えたよ
強く吹く風　心地よくて
私の顔を見て　照れくさそうに笑って
ほら　まぶしくて　見えなくなるから
見えないよ


君のことが　好きで　好きで　楽し過ぎて
嬉しすぎて　そして　今終わる　今終わる

ラベンダーブルーの空　見上げながら歩く
手をつないでる　近くにいる
君の言う言葉が今　夏風に飛んでく
まだ　聞こえない　それでもいいよね？
もう少し