知らなくっていいことばかり
思いそうになるのに
知らないって笑うことさえも
危ないってことばかりだね

好きなものも嫌いなものも
ぐちゃぐちゃって混ざったあの日に
あぁ命だけ　あるんだね
別に土には居ないのに

水に溶けて　海に流れる
眠ってるの
何処か深いとこで　貴方は

わかったようにわからないように
わからないよ、わかっているよ
身体だけ　心を
何処にだっているよ　ずっと

何が好き？　何が嫌い？
何がしたい？　何も言えなくて
いつからか誤魔化すように笑うだけだった

好きなものも嫌いなものも
データに過ぎないんだ
弄ればなくしちゃうような
それじゃ、命だって　僕も？

水に溶けて海に流れる
空に上って星になる
そんな営みだけの日々に
なりたくなっていた

大事なものは殆どないと
あの人が言っていたっけな
それできっといいんだよ
命だけがあるんだよ