俯いて歩くのもさ
悪くは無いよ
空からはボクを濡らしてく
雨くらいしか降ってこない

塩素と灰色のガスでバカになった鼻を
必死に震わせボクは探してた
何も見つける気は無いけど

毎日水をあげて
おんなじ音楽を聴いてた
花が突然に枯れちゃったんだ
パサパサに

花瓶に浮かんでた
動かなくなって
ボクを見なくなってたんだ

別に良いさ
花が枯れてただそれだけさ
それだけさ
だけど何故だか手のひらで目を隠してた


それだけ
それだけなんだって
自分に言い聞かせて
ボクがこうなった'それだけ'ってのから
どれだけこうしてるんだっけ?

胸がおかしくなっちゃって
取り返しがつかない様な…
何か見つけなきゃ
せめて思い出さなきゃ なにか…

ぎゅっと目を閉じて
少し顔上げ
そして見えたものと言えば

見上げてた
震えるボクを
一羽の鳥が
ジッとしてた
けれども直ぐに
羽広げ空へ溶けてった


目を細めふらついてた
明るい空に
足を止め
知らない内にあの鳥を探してたんだ

探してた
馬鹿みたいに明るい空に
探してた
飽きもしないままずっと探し続けてたんだ

=======================かな割り=======================


うつむいて あるくのもさ わるくは ないよ
そらからは ぼくをぬらしてく あめくらいしか ふってこない

えんそと はいいろのがすで ば かになった はなを
ひっ しにふるわせ ぼくは さがしてた
なにもみつける きはないけど

まい にちみずをあげて おんなじおん がくを きいてた
は ながとつぜんに かれちゃったんだぱさ ぱさに

かびん にうかんでた うごかなくなって ぼく をみなくなってたんだ

べつにいいさ はながか れて ただそれ だけさ
それだけさ だけどなぜだか てのひらでめを かくしてた


それだけ それだ けなんだって じぶんにいいき かせて
ぼくがこうなった それだけってのから どれだけこうして るんだっけ?

むね がおかしくなっちゃって とりかえしがつかない ような…
なにかみつけなきゃ せめておもいださ なきゃ なにか…

ぎゅっと めをとじて すこしかおあげ そし てみえたものといえば

みあげてた ふるえる ぼくを いちわの とりが
じっとしてた けれどもすぐに はねひろげそらへ とけてった


めをほそめ ふらついてた あかるいそらに
あしをとめ しらないうちに あのとりをさがしてたんだ

さがしてた ばかみたいに あかるいそらに
さがしてた あきもしないまま ずっ とさがしつづ けてたんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

青い鳥は空に溶けて ボクはただ空を見上げる

人様の楽曲で書かせていただいた詞。

閲覧数:196

投稿日:2017/10/11 00:19:07

文字数:1,105文字

カテゴリ:歌詞

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