指先から綻びていく温もりの向こう側
破れた約束の残骸は何処に捨てればいい?
答えて。

誤ったんだ、とは思った
思うだけで何も無い
引き返す事すら面倒で気怠く生きている

"祈りましょう"
"明日に幸あらんことを"
"お月さまは見守(み)ているから"
てをあわせてふときづいたんだ

祈る先には誰が居る?

無価値(タダ)の人間だった生涯で 宙吊りなんだ将来性
僕って一体誰だろう
稟性は彷徨
黎明なんて見えなくて 毎夜をずっと泣いている
僕の声を聴いて、聴いてよ!
生命線の境界で 取り残された爽昧へ
僕って一体何なの?
人生は朦朧
「明日を思うと怖くって、目を閉じるまで傍に居て」
宛ての無いSOS
届かなくて


妬ましい、とは思った
思うだけで何も無い
埋まらない格差に目を瞑って何となく生きている

"昔々のとあるお話"
"お姫様と王子様が"
"幸せに暮らしていました"

ハッピーエンドとは限らずに

愛を貰い過ごしていて 幸せだって笑えるのに
何かが足りない気がして虚しくなるんだ
日付が変わる直前の時計をただ眺めている

僕の声を聴いて

ただの人間だった今日だって 宙吊りなんだ将来性
僕って一体誰だろう
未完成な輪舞(ロンド)
黎明なんて見えなくて 毎夜をずっと泣いている
僕の声を聴いて、聴いてよ!
才(賽)を振るえば延長戦 全部決まるんだ勝敗で
僕って一体何なの?
人生はポーカー
「明日を思うと怖くって、目を閉じるまで傍に居て」
宛ての無いSOS
届かなくて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

爽昧

自作曲「爽昧」の歌詞です

閲覧数:55

投稿日:2023/04/24 20:03:43

文字数:642文字

カテゴリ:歌詞

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