「「「「「明けましておめでとうございます!!」」」」」


今日は1月1日。
ボカロ一家は初詣に行きました。
「そこにお金を入れて、この鐘をジャラジャラ鳴らすんだよ」
『キラーン』
ミクがそう言うと、リンとレンの顔が輝きました。
「俺がお金入れてあげるから、2人で仲良く鐘ならしな」
カイト言葉に…
「リン!」
「おうよ、レン!」
レンが指示を出しリンがカイトの手の中にあったお金を奪取しました。
「はい、レン」
「ありがとう、リン。はい、ミクお姉ちゃん」
バケツリレーのようにリンからレンへ、レンからミクへとお金が渡されていきました。
「ありがとう、2人とも」
ミクは手の中のお金を見て微笑みました。
「ああ…また俺はできない…」
一方お金を取られたカイトはひどく落ち込んでいました。
そこへ…
「カイト!!あんたそんなんだからヘタレって言われるのよ!!」
メイコの叱咤激励。
「メーちゃん!!俺、来年は頑張r「はいはい、いいからさっさとお詣りすますよ!!」
メイコに腕を捕まれたカイトは半ば引きずられ気味でミク達の元へ戻りました。
『チャリーン』
ミクがお金を入れ、
『ジャラジャラジャラジャラ』
リンとレンが、壊れてしまわないか心配になるほど鐘を鳴らし、
『パンパンッ』
最後に皆でお祈りしました。
~家に帰り~
「ねぇねぇ、カイトお兄ちゃんは何をお願いしたの?」
「教えて、教えて!!」
カイトはリンとレンの質問責めにあいました。
「お、教えないよー(汗」
焦って逃げるカイト。
そこへ
「あ、あの、とにかく羽子板か何かで遊びましょう?」
ミクがメイコと一緒に羽子板を持って言いました。
『キラーン』
またもやリンとレンの顔が輝きました。
「「宣戦布告!!この勝負でカイトお兄ちゃんが負けたら願い事を教える!!」」
腕組みをして2人同時に言いました。
「しょうがないな…」
カイトはやれやれといった感じでミクから羽子板をもらいました。
特別にリンとレンは2人でやることになりました。
10点マッチで勝った方は負けた方の願い事を聞ける権利をもらえます。
「初めッ!」
メイコの掛け声で先行・リンが羽を打ちました。

~数十分後~
この勝負はリンとレンの圧勝でした。
ミクと一緒にはしゃいでる間に、メイコがカイトの元へ行きました。
「羽子板…カイト上手じゃなかったっけ?」
「へ?」
メイコの問いにカイトは問い返しました。
「いや、だから、カイトって羽子板得意な私に大差を付けて勝てるほど上手くなかった?」
「ああ…。そんなことあったね」
「じゃあ何で手抜くの?」
カイトは笑って答えました。
「俺が勝ったら、2人とも泣くだろ?」
そして、はしゃいでる3人を見ました。
「負けちゃったからね。俺の願い事は…」


『家族皆がずっと笑顔でありますように』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ボカロ一家の日常!!

というわけで…。
今日で一年も終わりです!
ボカロ一家はちょっと早かったようですが(笑)

えっと…ですね、今回はカイトを中心に書いたつもりです!
カイトの皆への優しさがちゃんと書けてると良いなと思います。

カイト優しいよー!!(笑

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投稿日:2009/12/31 21:24:47

文字数:1,179文字

カテゴリ:小説

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