言葉を交わせるうちに
何十回でも口に出せばよかった
その感情にはさ
後悔って名前がついてるんだって
聞いてなんか負けた様な気分
 
立ってられなくなったから
心の音を聴いてたの
けど心は喋らないから
聴こえないから
寂しくなったから
波の音を聞こう
記憶を潰す圧力に
寄りかかってしまった
 
だから僕がマーブル模様に
崩れて忘れ去られたの
もう変わらないのに
代われなくて

狭い視界の端に
いつも君の居た痕跡だけが
残っててその残像を掴もうとして空振る
今はもう無い存在に
言葉を届けるなんて
惨めで仕方がないから
この想いは海に流そう
 
思いが伝わるうちに
何十回でも口にすればよかった
あの夕空よりも
きみの瞳の方が綺麗だって
そしたら何が変わった訳でもない
 
歌ってられなくなったから
足の先を見つめていたの
けど黙ってちゃわかんないから
雨の向こうから
空の真底から
地平線の上
記憶を描いて水圧に
押し負けてしまった
 
僅か僕がミズタマ模様に
染まって奏で忘れた時
もう終わんないのに
追われたくて
 
暗い世界の隅に
いつも君の居た季節だけが
煌めいてその憧憬を捨てようとして躊躇う
今もまだ有る絶望に
救いがあるなんて
期待してなんてないから
この想いは空に還そう

言葉を交わせるうちに
何十回でも口に出せばよかった
この想いを愛を恋を
白線でも渡りながら
言葉が繋がるうちに
何百回でも口に出せばよかった
もう不通で不通で不通で
影踏みでもしながら
何十回でも海の上に海月は泳ぐ
蛍は光る
何百回でも白夜が廻る
廻る
「今だから」は未だ空
けど
「未だ空」は今だから
きっと
いや
届かないか

狭い視界の端に
いつも君の居た痕跡だけが
残っててその残像を掴もうとして空振る
今はもう無い存在に
言葉を届けるなんて
どうせ無理だったんだな
この臓は海に投げよう
 
そしたら
そしたら
君がまだ心にいて
君が言ったんだ
笑って
「あそこから、流れ星が見れるんだって」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ドウケイ

希望と恋に食べられた男の子の話です

閲覧数:22

投稿日:2024/04/12 07:08:38

文字数:847文字

カテゴリ:歌詞

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