ふたりごと


そしてもう一度　歩き出す


午前四時 ふと目が醒める
どこまでも続く白い天井に　
嘘交じりの吐息が見える筈もなくて
やがて真実と思い込む

やがて窓の外　夜明け前の青も薄く
足音が
聞こえる　聞こえない
もうそんなことはどうだって良くてさ

街灯は消え　目と耳を塞いで　独りぼそりと
and I will forget you

このままずっと　いつまでも同じように
生きていけるはずさ

零れ落ちたんだ
可能性の隙間から
飲み込んでみても
まだ消えない
許せない　いつかを掬い上げて
あの日の君の言葉は
今も まだ 此処に
これからも　きっと　

響く心電図の音　漸くにその歩みを止め
崩れ落ちる日々　まるで幻想のようでさ


動かない石　足掻けない意思
手向け花は　とうに散ったよ
and you will die again

このまま独り　いつまでも同じ場所に
留まり続けているんだろう？


君はもういない　
そんなことはもう　分かっているけれど
まだ消せない
足跡が攫われないように
誰も入れないようにと
今も まだ 其処で
そうさ　ずっと

ある筈の無い写真が
今になって背中を押してくれてる
耳を塞いで　なんて　もう　いられない　いられないよ


街灯は消え　視界無くとも
心開いて　二人ぼそりと
This is my decision

このままずっと　これからもずっと
君を忘れられない　忘れはしない


言葉は　もう　（いらない）


さよなら告げた　
あの日と君に
僕は心と歩き始める
　
もう二度と　誰かの足音に　
惑わされることなく
生きていく

（君は）

僕は

（大丈夫）

ありがとう