A
雨雲の彼方　幼けない（いとけない）　丸い笑みは
やがて蜃気楼　幻に　移り変わる

B
堆く（うずたかく）　積もる追憶
いつか　幾多　交わす　予言（かねごと）

S
清水に溶く　いつかの契り
流るる侭奏でて
きつく結ぶ糸　緩く解いて
雨風に流離え（さすらえ）


2A
冴ゆり冷えた雨　あどけない　あなたの声
今は万華鏡　幻と　惑い揺らぐ

2B
壊れゆく　無垢な面影
手繰り　辿り　果ては　綯交ぜ（ないまぜ）

2S
あなたを乞う　八千代の心
思うが侭奏でて
絡み阻む糸　解けなくとも
雨風が攫って


C
細流（せせらぎ）　頬に伝えども
どうか　雨夜と共に
晦ませ（くらませ）さあ幾度も　幾度も　幾度も　清らに戻せ

3S
清水に溶く　いつかの契り
流るる侭奏でて
きつく結ぶ糸　緩く解いて
雨風に流離え（さすらえ）

彼方の先に　届くまで

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A
あまぐものかなた　いとけない　まるいえみは
やがてしんきろう　まぼろしに　うつりかわる

B
うずたかく　つもるついおく
いつか　いくた　かわす　かねごと

S
しみずにとく　いつかのちぎり
ながるるまま　かなでて
きつくむすぶいと　ゆるくほどいて
あめかぜに　さすらえ

2A
さゆりひえたあめ　あどけない　あなたのこえ
いまはまんげきょう　まぼろしと　まどいゆらぐ

2B
こわれゆく　むくなおもかげ
たぐり　たどり　はては　ないまぜ

2S
あなたをこう　やちよのこころ
おもうがまま　かなでて
からみはばむいと　ほどけなくとも
あめかぜが　さらって

C
せせらぎ　ほほにつたえども
どうか　あまよと　ともに
くらませ　さあ　いくども　いくども　いくども　きよらに　もどせ

3S
しみずにとく　いつかのちぎり
ながるるまま　かなでて
きつくむすぶいと　ゆるくほどいて
あめかぜに　さすらえ

かなたのさきに　とどくまで