夜空に描く泡沫の旋律
生まれた澄は弾けて消える
心傷(きず)を抱いた夢見がちな青年
蒼の音が優しく包む

陰鬱な夜 岩礁の上
届かぬ思慕(おもい)
水鏡が照らす月影を裂けば
長い夜は明けるのだろうか

優しい声 無垢な瞳
あなたは此処で微笑んでいて
刹那の宵に身を任せ
蒼溟に告げるはひとつの願い

虚空に描く夢幻の旋律
沈んだ泡を浮かべて弾く
二度と戻らない現実と空想の障壁(かべ)
蒼の音は崩れて落ちる

憂鬱な日々 岩礁の影
虚しい懇願(おもい)
水鏡が見せる烈日を割れば
永い悪夢(ゆめ)は終わるのだろうか

聞こえぬ声 無力な祈り
あなたはもう何処にもいない
刹那の朝に身を投げて
蒼溟に遺すはひとつの願(のろ)い

─斯くも悲しきこの惑星(ほし)よ
 夢想(ゆめ)に溺れ、滅んでしまえ─

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蒼溟テスタメント(lyrics)

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投稿日:2024/03/28 00:31:09

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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