ハルカハタテ
[Pre S(0:00~)]
熱の果たて 数えし夜に
望みし種 幾度と潰えた
思い果たて 忘れ捨てよう
沈む陽を送る 遥か空彼方
[1A(0:40~)]
色付いた闇に咲くは華
いつか散るまでと存えども
人よ一夜と呼び誘い
淡い蜜月に溺れゆく
華は摘まれるか 枯れ逝くか
永久に誇る幻さえ
拝む朝の陽に掻き消され
儚き夢想と思い知る
[1B(1:04~)]
サァサァ此方 花の園は此処ぞ
紅も瑠璃も玻璃も 束の間灯され揺らめく
[1S(1:15~)]
熱の果たて 数えし夜に
望む人も 猛る色の情
燻る煙に巻かれるは華
惑わしの香気
遥か果たて 見据えた先に
深く蒼く冷たく広がる
虚ろの夜 玉響の夢
覗き嘲笑う 遠い逆さ月
[2A(01:58~)]
化粧整えた乙女達
かの客に見初められたらしい
咲くか裂くかと囁かれて
終ぞ一人とて帰らない
[2B(02:10~)]
オニサン此方 開き満ちた華は
時と金と熱で 召しませ心ゆくままに
[Last S(02:46~)]
熱の果たて 数えぬ夜に
ふと零れた 落籍の知らせ
白き肌にチクリと走る
偽愛の傷痕
迷い果たて 引かれた腕に
呼ばれ起きる 懐かしい記憶
捨てたはずの 禿の宝
隠せぬ落涙
遥か果たて 見上げた空は
深く青く眩しく広がる
現の朝 真の世界
仰ぐ日輪よ 遥か空果たて
(読み)
ハルカハタテ
[Pre S(0:00~)]
ねつのはたて かぞえしよるに
のぞみしたね いくどとついえた
おもいはたて わすれすてよう
しずむひをおくる はるかそらかなた
[1A(0:40~)]
いろづいたやみにさくははな
いつかちるまでとながらえども
ひとよひとよとよびいざない
あわいみつげつにおぼれゆく
はなはつまれるか かれゆくか
とこしえにほこるまぼろしさえ
おがむあさのひにかきけされ
はかなきむそうとおもいしる
[1B(1:04~)]
さぁさぁこちら はなのそのはここぞ
べにもるりもはりも つかのまともされゆらめく
[1S(1:15~)]
ねつのはたて かぞえしよるに
のぞむひとも 猛るしきのじょう
くゆるけむにまかれるははな
まどわしのこうき
はるかはたて みすえたさきに
ふかくあおくつめたくひろがる
うつろのよる たまゆらのゆめ
のぞきあざわらう とおいさかさづき
[2A(01:58~)]
けわいととのえたおとめたち
かのきゃくにみそめられたらしい
さくかさくかとささやかれて
ついぞひとりとてかえらない
[2B(02:10~)]
おにさんこちら ひらきみちたはなは
ときとかねとねつで めしませこころゆくままに
[Last S(02:46~)]
ねつのはたて かぞえぬよるに
ふとこぼれた らくせきのしらせ
しろきはだにチクリとはしる
ぎあいのきずあと
まよいはたて ひかれたうでに
よばれおきる なつかしいきおく
すてたはずの かむろのたから
かくせぬらくるい
はるかはたて みあげたそらは
ふかくあおくまぶしくひろがる
うつつのあさ まことのせかい
あおぐにちりんよ はるかそらはたて
【歌詞】ハルカハタテ【応募用】
じゅん様の楽曲【http://piapro.jp/t/7kRx】に応募する歌詞です。
テーマは「果たて」。
果たてとは、「果て・極まり・限り」を意味します。
禿(かむろ)より以前の過去を捨て、花魁として生きる覚悟を決めた遊女の、脆くも強い振る舞いをイメージしました。
選考の程、よろしくお願いいたします。
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