5月の夜風に吹かれ 見つめる横顔は
愛しさを滲ませている君で
その瞳には映り込めない

無邪気に笑う この物語のヒロインが
呼びかける声 響いた時には
ひとりぼっちだったんだ

気付いてほしくはないけど 気付いてほしいよ
そんな矛盾ですら正せないくらい 届かない距離

きっと夢から醒めてもまだ 夢を見続けてしまうよ
いつだって君はここにいて
だけど私の存在など 光のない星みたいに
見つけてもらうことすら叶わない 適わないんだ

このまま行方などない 想いを背負っては
その重さに耐え切れなくなるまで
忘れたフリで誤魔化してみる

二人を乗せた 自転車の後ろに叫んだ
「ごめん寄り道するからバイバイ」
ひとつ嘘に変わってく

教えて、あの頃に戻り 先に伝えれば
君にしがみつける特別な権利 もらえてたかな

今はifすら悲しくなって 何も考えたくなくて
それくらい君が好きだから
だけど私がいないとしても 互いに惹き合う未来が
スピカのような運命を結んでは輝いている

そんな気がしたんだ

きっと夢から醒めてもまだ 夢を見続けてしまうよ
いつだって君はここにいて
だけど私の存在など 光のない星みたいに
見つけてもらうことすら叶わない 適わないんだ

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スピカ

「見つけてもらうことすら叶わない 適わないんだ」

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投稿日:2018/05/01 21:35:14

文字数:526文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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