忘れて行くことは
悪いことじゃないよ
乾いた涙の跡
君の声が誰もいない
廊下で響いた

僕は僕は
君にとって
きっと
すごくすごく
会いたい人じゃなくて
1秒会えればいい人だった

何を願ってるのかなんて
僕には分からないよ
冷たい水がただ細く流れている

夏が消えて行く手前
空気が澄んだ空
錆びた鉄の味
繋いだ手のひらから
心を捥がれて行く

世界中の全てを集めて
君のいた街に
裸足のまま飛び出して行って
君に触りたい
なんて馬鹿なこと君には言えるわけなくてさ

止める方法も分からないまま
流れ続けてるこの感情は
いつになっても君に伝わらなくて
そりゃそうだよな
君は僕に興味なんて全然ないんだ

言い訳しないと会えなくて
可愛いすら
言葉にできない僕だ
君には釣り合わないな

夏が消えてく前に
空気が淀んでしまわないように
手を伸ばせば簡単に
触れる距離にいつでもいたいよ

好きだって
言葉にしたら
君は泡のように消えてしまいそうで
好きだって
もう喉のすぐそこから出かかっている

夏が消えて行く手前
空気が澄んだ空
錆びた鉄の味
繋いだ手のひらから
心を捥がれて行く
お願いだよ僕を見て
その声で名前を呼んで
君の髪に触りたい

溢れた気持ちを止めることもできないまま

夏の夜が明けて行く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏の水道

閲覧数:62

投稿日:2018/05/29 08:15:50

文字数:554文字

カテゴリ:歌詞

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