「君と僕の隠された嘘」

僕の嘘 君の嘘 染まる
黒く 黒く 舌を絡めながら

重くのしかかる空気 二人きりの部屋
灰が溜まる皿の上 静かに煙るよ

わたしの中入る指 愛液と混ざる
醜い音と匂いが 心を劈く

暴かれることを恐れる 濁る瞳
「優しくされたい今夜は」 首から下げる ハトの血が光る

僕の嘘 君の嘘 染まる
黒く 黒く 舌を絡めながら
僕の嘘 君の嘘 滲む
赤く 赤く 胸をなぞりながら

荒く作られた劇詩 完璧な悲劇
誰にも聴かれず終わる 淡い夢と音

暴かれることを恐れる 濁る瞳
「13を一緒に抱こう」 耳から下げる 誠実な光

ここはまるで汚い絵の具で描かれた絵画のよう
花は枯れて棘だけ残るよ 「ここで終わりにしよう・・・。」

燃え上がる 燃え上がる 強く
黒く 黒く 舌を絡めながら
燃え上がる 燃え上がる 強く
赤く 赤く 胸をなぞりながら

惨劇も終わり 廃園となりました。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

君と僕の隠された嘘

嘘を突き通すことができなかった二人の結末。

閲覧数:537

投稿日:2012/06/20 14:16:52

文字数:403文字

カテゴリ:歌詞

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