祈らざるを得ない状況に追い遣られ
誰の所為でもない筈なのに許せない
無理矢理につなぐ言葉数虚無になる
取るに足りようない気持ちだけ残ってく
解剖し調べど分解し入れ替えど
変換し難い現状が描き出す
全て砂と化した変容の抜け殻と
亡霊に十字架を 最愛に花束を

酩酊に屈し滑落に没しても
何の解決にもなりようがないけれど
道徳に愛を無駄遣う酒になる
矢継ぎ肥やしにする二日目に濾過をする
混同の世界に博愛を勘違い
微妙にもできず重複に苦肉する
四季を水で流し海向かう地鏡の
亡霊に十字架を 最愛に花束を

幕間に恋し行間に溺愛す
赤い冷静でも幾らかの夢塗れ
隠り沼の泥濘る浴槽に情を読む
使い道くらいは工夫する出来次第
蒙昧に明るい蟲人が焼け野原
焦熱に渇く蒸気にも疑心当て
刺さるナイフ錆で洗うのは誰だけと
亡霊に十字架を 最愛に花束を

痙攣に窶し恋愛に罹患する
恐れ多さだけに蝕まれ動けない
かりそめに探る指先は闇の中
喘ぎ息衝けない失速の迷い道
消極に雛罌粟 不安には薔薇を挿す
装飾し得ない貧陋の癇癪に
抱え蹲れる寂静が是なのか
亡霊に十字架を 最愛に花束を

背筋に愁傷、諸手に祝福、喉元に尺牘を。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

亡霊に十字架を、最愛に花束を。

2022/10/22 改訂

閲覧数:621

投稿日:2022/10/22 20:56:47

文字数:503文字

カテゴリ:歌詞

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