ミクさんの作った人形のブランド「はっちゅーね」。
その新製品のまわりで、何やら不思議な出来事が起き始めている...。
そんな予感をミクさんは抱いていた。
その思いを、彼女はいま目の前にいる紙魚子さんに、ぶつけてみることにした。
「原因が、ミクさんに?」
メガネをひとさし指で上げて、紙魚子さんは聞き返す。
「ええ。実はね」
ミクさんは、これまでのちょっとした出来事の流れを、彼女に話し始めた。
●そういうことを目指してる
その流れは、まとめると、大体、こうだった。
ミクさんのブランド“はっちゅーね”の新製品、“リンリン・はっちゅーね”。
その発売のプロモーションや、「アニメ化」をはじめとした大がかりな「メディア展開」、その申し出をしてきたのが、あの会社。
そう、いま話の中心になっている「月光企画」だったこと。
そして、その申し出を、ミクさんが断ったこと。
...そこまで、じっと話を聞いていた紙魚子さん。
彼女はミクさんの話をさえぎって、尋ねた。
「そうでしたか。でも、どうしてミクさん、あの会社の申し出を断ったんですか?」
ミクさんは、うなずいて答えた。
「お仕事をする目的が、大ヒット商品にする。売り上げで大成功する。とにかく多くの人に商品をいきわたらせること。そんな感じなの」
「月光企画が?...うん、そうね。あの会社は、そういうことを目指していますね、いつも」
紙魚子さんは、大きくうなずいて言った。
●変なことや、妙なことが起こる...
「自分のブランドを、大事に育てようと思う方は、あそことは一緒に仕事をしないほうが良い、と思います」
彼女の言葉に、ミクさんはあいづちを打って、言った。
「ええ。でも、そのお話をお断りしたころからかな。なんか私の周りで、なんとなく変なことや、妙なことが起こり始めて」
「ううーむ。変なこと...? そのひとつが、今回のことですね」
紙魚子さんの言葉に、うなずくミクさん。
しばらく何かを考えていた紙魚子さん。
「うん。そうね。いまのお話、これからここに来る、レイムさんにもしていただけるかな?」
「レイムさんに?」
彼女は、うなずいて言った。
「そう。彼女も、以前に、ひどい目に逢いかけたことがあるのよ。その、月光企画に」~(・・。)
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