「あっそういえばあなたの名前は??」

自分の名前を呼ばれて気づいたけど、まだ名前聞いてなかったんだった!

「來」

「ら…い…??」

「うん、そーだよ」

「苗字は??」

「苗字…。僕にはないよー」

「″僕には″ってことは他の人にはあるの??」

「うん。人間でいう苗字みたいなのはあるよ。けど僕等みたいな王様の手
下は紛らわしくならないように名前だけしかないんだ」

「けど、産まれたときから王様の手下ってわけじゃないよね??」

「うん…。まっそんなことはいいからはやく行くよ!」

一瞬だけ悲しそうな表情に見えたのは気のせいかな・・・?

すると急に來が何もないところに手を突き出した
目を瞑って何かを唱えてる

ポワァン

「えぇっ!?」

いきなり目の前に扉が現れた

「な、なにこれ!? 今何したの!!??」

「はいはいっ、そんなことより、ゼウス様のところへ行くよ!」

そんな、さりげなく無視しないでー!!泣

來が扉を開いた

ガシャンギィィィィ

すると扉の中は高い天井に、長い廊下が続いていて、たくさんの扉が並ん
でいる

「ようこそ!我が国の城へ!!」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【1つだけの命】 第七章

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投稿日:2013/06/30 10:11:40

文字数:493文字

カテゴリ:小説

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